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いくら必要か

参考にしたい、みんなの資金計画      「家計の金融行動に関する世論調査」 後編

教えてほしいけど直接は聞きにくい、他家の資金計画。
そこで、調査結果から分かる平均的な資金計画を見てみましょう。

資金

☆ 借入の目的、1位は住宅資金

前号に続いて、金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」 (2016年)の調査結果から、マイホーム資金計画の参考となるデータを見ていきましょう。
「現在、借入金があるか」を尋ねた設問に、「借入金がある」と答えた世帯は38・6%(前年39・2%)、「借入金がない」と答えた世帯は59・9%(前年59・5%)で、前年とほぼ同じ割合でした。
 このうち、「借入金がある」と回答した世帯へ「借入の目的」を尋ねた設問の結果が表1です。

「住宅の取得(土地を含む)または増改築などの資金」が66・1%(前年64・7%)と、最も高い比率を示し、前年に比べてわずかに増加しています。また、ほかの借り入れ目的を大きく引き離している点も、大きな特徴です。

 次いで「耐久消費財の購入資金」24・7%(前年22・7%)、「こどもの教育・結婚資金」が12・9%(前年11・9%)、「日常の生活資金」が10・0%(前年10・5%)と続きます。これらの順位は、前年と同じ結果となっています。

 しばしば、「一生で一番高い買い物」と表現されるマイホーム取得には、多くの世帯が取得資金として住宅ローンなどを利用しているという状況の現れでしょう。
 
 この結果を踏まえて、あらためて認識しておきたいポイントがあります。
 
 回答項目に挙げられている「教育資金」や「医療費」、「耐久消費財の購入資金」などのように、それぞれの家庭におけるライフプランやライフステージ、その時の貯蓄金額によっては、マイホーム取得以外にも借り入れが必要になる場合もあるという点です。それらを見越し、いつ何にいくら必要になるのか、中長期的な視点を持って家計全体のバランスを図りつつ、無理のない資金計画を心掛けることが重要です。

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☆ 家計のバランス

 

「現在の家計全体のバランス」について尋ねた質問では、「資産(持ち家および金融資産等)と負債のバランスについては、意識したことがない」と答えた人が67・2%と最も多い結果となりました。続いて、「住宅ローン等の借り入れに比べ、資産の総額は時価で見て小さく、資産と負債のバランスに不安を抱えている」が14・2%、「住宅ローン等の借り入れがあるものの、資産の総額も時価で見てそこそこあるので、資産と負債のバランスについて不安はない」が8・1%、「住宅ローン等の借り入れに比べ、資産の総額は時価で見て大きいので、資産と負債のバランスにはゆとりがある」が5・7%となっています。

○住宅ローンの
借入金残高は増加

 表2は「現在の借入金残高と住宅ローンの残高」です。
「現在の借入金残高の合計」は1381万円(前年1458万円)で、前年に比べて77万円減少しています。そのうち「住宅ローンの残高」は1324万円(前年1300万円)で、前年に比べて24万円の増加となっています。

☆ 売却額は減少

 

表3は、この1年以内に土地・住宅の取得、増改築を行った世帯に、その金額を尋ねた設問の回答です。
 取得と増改築を同じ回答項目に分類して平均しているため、総額や自己資金、借入金が前号の表3「住宅取得必要資金」)(国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査」)に比べると低くなっています。
 表4は、この1年以内に土地・住宅を「売却した」と回答した人たちの売却総額の平均です。2013年まで減少傾向にあったものが2014年と2015年は増加しましたが、2016年は再び減少しました。
 このデータでは売却理由が明らかにされていないため、住み替えなどの事由も考えられますが、住宅ローン返済が家計を圧迫したためにマイホームを手放したというケースも考えられます。繰り返しになりますが、せっかく取得したマイホームを後々になって手放すことにならないよう、家計全体を見渡した中長期的な資金計画が重要になります。

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