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ローンの選び方

「平成29年度民間住宅ローンの実態に関する調査」後編 住宅ローン融資の金利タイプは 変動金利が最多

国土交通省が実施した調査から、民間金融機関の住宅ローン供給状況を見てみましょう。

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☆ 「民間住宅ローンの実態に関する調査」

本紙662号に続いて、「民間住宅ローンの実態に関する調査」から住宅資金計画の参考となるデータを見ていきましょう。同調査は、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に国土交通省住宅局が毎年実施している調査です。
 平成28年度は、平成29年10月〜同年12月に表1で示した民間金融機関に対して調査を実施した結果です。

■前年に引き続き、変動金利型が最多
 表2は民間金融機関が融資を行った「個人向け住宅ローンの新規貸出の金利タイプ別件数」です。
 平成28年度に最も多かったのは「変動金利型」50.2%(前年56.5%)で、平成22年度から1位を維持しています。次いで「固定金利期間選択型」が25.7%(前年30.0%)、「証券化ローン」が17.0%(前年9.2%)、「全期間固定金利型」が7.1%(前年4.3%)となっています。
 金利の低下傾向が長らく続いているため、「変動金利型」が有利と考える新規利用者が増えたものと推測されます。一方、「フラット35」などの「証券化ローン」や「全期間固定金利型」は、今後は金利が上昇に転じるのではないかという見方から、選択する人が増加したものと考えられます。

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☆ 固定金利期間選択型では10年が最も多い

 

「固定金利期間選択型」を選択した人の内訳を見ると、固定金利期間10年を選んだ人が49.3%と最も多く、前年度(58.0%)に比べて8.7%の減少となりました(表3)。
 一方、「固定金利期間選択型(10年超え)」は23.3%となり、前年(3.0%)から大幅に増加しました。前述のように、今後の金利は上昇すると考えている人が増えてきたものと推測されます。

☆ 融資審査のポイント

 

「スコアリング方式」とは、住宅ローン融資の申込者のデータ(年収や返済負担率等)により審査項目ごとに点数を付け、その合計点によって融資するか否かを決める方法です。
 長期・固定金利の住宅ローンの融資に対して「スコアリング方式で審査を行っているか」を尋ねた調査項目では、「スコアリング方式では審査を行っていない」は53.1%で、前年度(56.1%)からわずかに減少しましたが、引き続き最も多い結果となっています。
 一方、「スコアリング方式により一部審査を行っている」は32.7%で、前年度(27.6%)に比べて5.1%増加しました。また、「スコアリング方式を中心にして審査を行っている」は14.2%で、こちらは前年度(16.3%)に比べてわずかに減少しました。
 平成29年度調査では「完済時年齢」「健康状態」「借入時年齢」「担保評価」「勤続年数」「年収」「連帯保証」「融資可能額(融資率)②借換えの場合」が90%を超え、上位項目となっています(表4)。
 注目したいのは「融資可能額(融資率)①購入の場合」を考慮すると回答した金融機関が、平成27年度90.7%、平成28年度81.3%、平成29年度78.1%と、年々減少していることです。また「カードローン等の他の債務の状況や返済履歴」も、平成27年度77.5%、平成28年度64.8%、平成29年度59.0%と減少しています。これは、より多額の融資を受けやすくなったと見ることができます。しかし、だからといって後に返済が厳しくなるような資金計画は控えたいものです。
 よりスムーズで確実な融資を受けるために、これらのポイントを踏まえてマイホーム取得計画を進めることも大切です。

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