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ローンの選び方

取得者の市場分析⑥ 「平成30年度における住宅市場動向について」後編

マイホーム取得はどのタイミングがベターチョイス?専門家と一般消費者を対象とした調査結果を見てみましょう。

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☆ 多角的な調査から平成30年度動向をチェックしよう

前号に続き、住宅金融支援機構が平成30年4月に公表した「平成30年度における住宅市場動向について」を見ていきましょう。
 なお、調査期間は平成30年2月〜同年3月。回答数は、住宅事業者733、一般消費者(平成30年4月から1年以内に住宅取得を検討中の25歳〜59歳)1100、ファイナンシャルプランナー62です。
 多角的な調査対象者から回答された結果に、需要と供給、それに加えて、住宅ローンなどを熟知した専門家による客観的な市場分析を見ることができます。

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☆ 今後の重点事項は?

 

住宅事業者
■「建物の性能」が1位
昨年調査結果と大きな変化はなし


 表1は、住宅事業者を対象に尋ねた「今後の重点的取組事項」の結果です。
 最も多かったのが「建物の性能」で62.6%、前年と比較すると0.2%減少しています。次いで「土地の仕入れ」が52.1%で、前年より7.0%増加しています。

一般消費者
■「建物の性能」が1位、次いで「住宅の立地」
 表2は、一般消費者を対象に「住宅事業者選びで重視するポイント」を尋ねたものです。
 最多は、住宅事業者と同じ「建物の性能」です。住宅事業者で3位の「住宅プランの提案力」は前年同様7位。住宅事業者で7位の「住宅の価額」は4位と、一般消費者の方が価額や手数料をより重要視しているのが読み取れます。

■建物性能の重視事項は?
住宅事業者
■1位は「省エネルギー性」、続き「耐震性」「高耐久性」
 表3は、住宅事業者を対象に「建物の性能」に関して重視する事項を尋ねたものです。
「省エネルギー性」「耐震性」「高耐久性」の3つに回答が集中し、他の事項は12%未満となっています。
一般消費者
■1位は「高耐久性」、続き「耐震性」「省エネルギー性」
 表4は、一般消費者に「建物の性能」に関して重視する事項を尋ねたものです。
 こちらでは「高耐久性」が最も多く、継いで「耐震性」「省エネルギー性」となっています。
 上位3つの事項は住宅事業者と同じですが、「高耐久性」は住宅事業者53.8%に対して一般消費者73.5%、「省エネルギー性」は住宅事業者89.3%に対して一般消費者43.9%となっており、その比率には開きがあります。
 また、上位3つ以外の事項が、住宅事業者の2倍ほどの比率となっており、重視する住宅性能が分散化しているのが分かります。

☆ 一般消費者は補助金交付制度をあまり把握していない

 

表5は「地方公共団体の補助金交付等の制度の認知度」を尋ねたものです。
 一般消費者の58.1%が「知らない」と回答。住宅事業者の42.4%は「あまり把握していない」または「全く把握していない」と回答しています。
 住宅事業者で「すべて把握している」または「だいたい把握している」と回答したうちの58.5%は、補助金交付等を「活用していない」または「あまり活用していない」と回答しています。公的補助制度の要件に当てはまる場合は、積極的に利用したいものです。
 週刊『かふう』の「どうする、住宅資金」では、マイホーム取得に関する公的補助制度を随時取り上げているので、情報収集に活用ください。

■住宅ローンと長期シミュレーション

 表6は、ファイナンシャルプランナーを対象に、「平成30年度の住宅ローン金利および住宅ローンの選び方に対するアドバイスのポイント」を挙げてもらったものです。
 現在の低金利と将来的な金利変動の可能性、それぞれの家庭のライフプランやライフステージを視野に入れて、長期的なシミュレーションを行うことが、マイホーム取得を具体化していく第一歩となりそうです。

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