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親+夫婦+子ども

地上に潤い、最上階に眺望。三世帯の快適な家

先週から2回シリーズでお届けしている、Tさんファミリーの家づくりストーリー。
那覇の街並みを 一 望する高台の住宅街に、3階建ての三世帯住宅を新築し、
1階に母親、2階に長女家族、3階に長男家族が入居して、お互いに緩やかな交流のある新生活を楽しんでいます。
今週は1階母親宅と、3階長男宅を中心に紹介します。

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☆ 潤いを生む庭のある暮らし。2、3階からは外階段を通じて直接アクセス

多くの多世帯住宅がそうであるように、Tさん宅も階段の上り下りが不要な1階に、母親宅が配置されています。2、3階のような高台からの眺望は期待できなくても、庭の植栽をめでながら生活できる点は、1階ならではの特権。庭は外階段と擁壁で囲まれているためプライベート感があり、特に四方に住宅がひしめく密集地で、しかも容積率の上限いっぱいまで建物を配した環境下にあっては、毎日の暮らしに潤いを生む貴重なスペースになっています。
 仏壇のある和室を中心とした1階のレイアウトは、行事のたびに親類が多く集まることを考えてのもの。和室と隣り合うLDKは、キッチンの向きや配置について何度となくシミュレーションを繰り返し、「対面式より壁付けのほうが広々と使えて動き回りやすいから」と現在のL字型に落ち着きました。料理の合間に窓からのぞく庭の眺めや、芝生の上で元気に遊ぶ孫たちの姿は、日常のほほ笑ましい光景です。
 1階と長男・長女世帯を結ぶ経路は、中央の玄関のほかにもう一つ、リビングから庭を抜けて、外階段へ直接アクセスすることもできます。ステップを上がって踊り場に出るごとに視界が開け、3階の長男Sさん宅に到着すると、なだらかな坂の向こうに那覇の街並みが続くパノラマが広がります。
 「この眺望を室内からも楽しめるように、西側に大きく開いたプランにしてもらいました。容積率の関係で2階ほどバルコニーを広く取ることはできなかったのですが、まったく見劣りしないだけの開放感がありますよ」。そう言って出迎えてくれたSさんの招きに応じて、さっそく家の中へお邪魔してみましょう。

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☆ 眺望を生かした開放感あふれるプランの中に、ハイスペックな水回り設備を導入

 

新築時の3階Sさん宅は3人家族。バルコニーに面してリビングが大きく取られ、家の奥からも眺めが楽しめるように対面キッチンとダイニングが並んだ部屋の構成は、2階の長女Tさん宅とほぼ同じです。LDには和室も併設しており、全体がシームレスにつながった、広々とした生活空間が形成されています。
 それでも家づくりに対するこだわりは姉弟で異なり、長女のTさんが「広さ」を最優先したのに対し、Sさんは最上階ならではの「眺望」に加え、水回りの設備面を強化しました。「転勤で長期間、沖縄を離れるような事態を想定して、賃貸住宅としても使えるように、すべてハイスペックな設備を選定しました。借り手に喜ばれる競争力の高い賃貸物件は、水回りの仕様がポイントだと聞いていたので」。例えば洗面化粧台は、大人2人が同時に使用できるワイドなタイプを採用。トイレは自動洗浄機能付きの高性能便座を選び、キッチンは汚れや傷が付きにくく手入れが簡単な、高品位ホーロー製をセレクトしました。
 デザイン面は全体的にシンプルにまとめ、床材・壁材は2階同様、フローリングには明るい茶系のチーク材を用い、リビングと和室の壁は珪藻土で仕上げました。洋室だけは遊び心をもたせ、北側の壁一面にデザインクロスを施工。一方で細部を見ていくと、キッチンの側面にパソコン作業用のカウンターを設置したり、玄関正面の壁をアーチ形にかたどってニッチ収納にしたり、さまざまな工夫が随所に見られます。
 新居での生活が始まって約半年。眺めのよさは期待通り、窓を開ければ爽やかな風が家中を縦横に流れ、初めての夏も快適に過ごせています。そして取材後から掲載日までの間に「おかげさまで2人目の子どもが生まれたんですよ」との喜ばしいニュースが舞い込み、Sさん宅のみならず、3世代が行き交う三世帯の暮らしにも、新たな変化が生まれたことでしょう。

建築・建設会社

  • ■ 有限会社東浜建築事務所
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