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こだわりのスペース

愛犬と伸び伸び暮らす絶景の家

黄色い外壁と勾配屋根が、個性的な印象を放つMさん宅。
リビングやデッキから海を望み、愛犬が庭と土間の間を元気に走り回る、穏やかな住まいです。

こんな家!

☆ 海の眺めに魅せられて土地を購入

 小高い丘の中腹から、瀬底島と東シナ海を望む絶景の家。施主のMさんは昨年10月、愛犬2匹と暮らす静かな新居を築きました。
「イメージしていたのは、バリ島にあるような小屋っぽい住居です。開放的で、内と外の区別がほとんどなく、この子たちが庭と家の中を自由に出入りできるように。キッチンをはじめ水回りを土間にすることも、当初から考えていたプランです」。快適なすみかを得た愛犬たちは、土間だけではなくデッキやリビングも、わが物顔で伸び伸びと駆け回っています。
 Mさんは本格的に計画に着手する以前から、土地だけは購入していました。決め手になったのは、やはりロケーションです。「大通りの喧騒から少し離れた、海が見える場所」を第一条件に、子どものころから暮らしてきた町の回りを探し歩いていたところ、現在の土地と遭遇。条件を満たして余りあるほどの眺望に一目ぼれし、早々に手続きを済ませました。
 設計も当初から、気心の知れた建築士に依頼すると決めていました。「構想の段階から、雑誌や新聞で気に入ったデザインなどを見かけたら、とにかく何でもすぐに伝えて、イメージを膨らませてもらっていました」と笑顔で振り返ります。そんな努力の成果もあって、打ち合わせはとてもスムーズ。ポイントを押さえた的確な提案に、「ほとんどお任せ」のままプランを煮詰めていきました。

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☆ 眺望優先でも機能的で住みやすく

 

 Mさん宅は居室が3つ。眼下の海岸線と平行するように、真西に向かってリビングが大きく横たわり、窓の外にはウッドデッキが連続しています。リビングの東側には洋室と和室が並び、和室は下部を引き出し収納にした小上がりに。「いす代わりの腰かけにも、ちょうどいいんですよ」と話すように、腰を下ろすとリビング越しにパノラマで海の景色が眺められ、のんびりとくつろげます。
 水回りは家の北側にまとまっており、リビングから土間に下りた正面にキッチンがあります。「使いやすさと手入れのしやすさを最優先し、棚がオープンになったステンレスキッチンを選びました。汚れは床に落として他のごみと一緒にほうきで掃けばいいから、掃除がとても楽ちんですよ」とのこと。またキッチンから北側に回り込んだ位置にあるバスルームは、屋外にある愛犬用のシャワールームと扉一枚でつながっており、ぐるぐると回遊できる水回り動線になっています。
 そして頭上には、建物全体を覆うようにゆったりと勾配屋根が架かり、視線が海へ海へと自然に誘導されていきます。西日の影響はもちろん承知の上でしたが、冬の間は暖かな光が部屋の奥まで届き、太陽高度が高い今の季節は、デッキの上に突き出た庇(ひさし)が直射日光を遮ってくれます。
「皆さんのご厚意で建てられた家なんです。家電以外新しい物は何もない、物の少ない殺風景な家だけど、青い海を年中眺められ、緑にも囲まれて、これ以上のぜいたくはないと思っています」とMさん。デッキには新築時からハンモックを常設し、仕事が休みの日は愛犬と一緒にゆらゆらと、のどかなひとときを満喫しています。

☆ 床も天井も木に包まれたバリ風の小屋をイメージ

 Mさんが購入した土地は台形状の変形地で、100坪弱の広さがあります。ただし予算の制限から、無駄を省いたミニマムな家にすることが求められたため、長方形のシンプルな平屋にすることで了解を得ました。また海の見える方角が真西に当たるため、敷地内にどのように建物を配置すべきか、幾つものプランを検討しましたが、この土地を選んだ理由を最優先し、眺望を最も生かせるレイアウトに決定しました。その中でも西日の影響を最小限に抑えられるように、デッキには庇を延ばして日射遮へいを図り、屋根の小屋組は熱がこもりにくい木造にしました。

 間取りや室内デザインは、Mさんが望んでいたバリ風の小屋を意識して、木造の勾配屋根に覆われた大空間の中に、用途別の小部屋が点在するイメージで構成しました。天井の仕上げには、リビングのフローリングに用いたチーク材の色味に合わせて、ブラウン系の板材を施工。家の中全体が木に包まれたような、安らぎ深い雰囲気にまとまっています。また室内の壁面にはMさんのリクエストで、ホワイト系の西洋漆喰を施工しました。自然素材ならではの柔らかな風合いがあり、調湿効果も期待できます。

 土間仕上げの水回りは、沖縄の伝統家屋のトゥングワ(台所)のような、使い勝手のいいスペースです。屋内でありながら、靴を履いたまま屋外のように利用でき、キッチンを軸にして玄関にも庭にも直接出入りできます。Mさん宅は2匹の愛犬のための家でもあるので、こうして内と外を自由に行き来できる空間構成は、彼らにとっても住みやすいはず。きっと喜んでくれていると確信しています。

建設データ

所在地:本部町
家族構成:本人、愛犬2匹
設  計:建築工房ibox
敷地面積:313.45㎡(約94.82坪)
延床面積:81.41㎡(約24.63坪)
建築面積:114.12㎡(約34.52坪)
用途地域:未指定
構  造:補強コンクリートブロック造 平屋建て
    (屋根木造小屋組・金属製屋根葺き)
完成時期:2014年10月

建築・内装:有限会社比嘉建設工業
設備:北部設備サービス

建築・建設会社

  • ■ 建築工房ibox
  • ■ 名護市屋部542-2 2F
  • ■ 比嘉功
  • ■ 0980-59-6987
  • ■ http://okinawa-ibox.com/

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