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こだわりのスペース

空の眺めを楽しむ二世帯住宅

開発から間もない住宅地に建つHさん宅は、三世代6人家族で暮らす二世帯住宅です。親子世帯それぞれの生活空間や共有スペースは、3つのフロアに振り分けて配置。
ほどよい距離感を実現した、開放感あふれる住まいです。

こんな家!

☆ 初孫の誕生をきっかけに、二世帯住宅を計画

 長年団地暮らしだったというHさん夫妻。家づくりの予定はなかったそうですが、初孫の誕生をきっかけに、50代で家づくりに取り組むことになりました。奥さまは「娘夫婦の育児をサポートしているうちに、『二世帯住宅を建てて、孫と1つ屋根の下で暮らせたらどんなに楽しいだろう』と思い描くようになりました」と振り返ります。
 そんなHさん夫妻の夢実現の第一歩は、ご主人の仕事場から目と鼻の先にある新興住宅地との出合いでした。お2人の目に留まったのは、約47坪の変形地。ご主人は「土地の特性が住まいに個性をつくる」と、この土地の購入を決意しました。
 Hさん夫妻はまだまだ働き盛り。娘さん夫妻も、2人の乳幼児を育てながら共働きをしています。家族構成も生活時間帯も異なる世帯が快適に暮らすには、「それぞれの世帯のプライバシーが守れる家」であることが大前提。それは、当初から同居に賛成していたという娘さん夫妻も同じ意見でした。
 ほどなく建築士から提案されたプランは、フロアごとに住み分けられるタイプの二世帯住宅。「開放的で住み心地の良さそうな家というのが第一印象。広さに限りがあるのに、要望していた食品庫やウオークインクロゼットなどのまとまった収納スペースも確保されていて、うれしかったです。外構も提案通り、植栽を植えただけのオープンなつくりにして正解でした」と奥さまは満足そうに話します。

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☆ 開放的な部屋で、空の眺めを満喫

 

 エッジを効かせた建物の形状が目を引くHさん宅。内部は、1階に子世帯、3階に親世帯が配され、両世帯の間にある2階は、パーティールームとしても使える共用LDKとなっています。
 フロアごとにテーマを設けて、内装仕上げを変えたのもHさん宅の特徴の1つ。1階は白を基調とした「白い部屋」で、2階は大理石調のタイルとコンクリート打ち放しの質感を生かした「石の部屋」です。3階は「木の部屋」となっていて、南国のリゾートホテルのような印象。ベッドコーナーの天井付近にパーゴラ式の天蓋(てんがい)を造り付けて天井を低く見せることで、より落ち着いた雰囲気をつくり出しています。
 いずれのフロアも、視線が抜ける南側と東側に向かって大きな開口部を設けているので明るく開放的。さらに、共用スペースでもある2階には、フルオープンできるタイプの窓を取り付けてテラスと連続させ、室内に一層の開放感をもたらしています。「ここからの空の眺めは格別です。これからの季節は月が楽しめそうですね」と奥さまは言います。
 娘さんは「育児の大先輩でもある両親との暮らしは心強いですね」と、うれしそうです。1階の子世帯は、寝室や子ども室といったプライベートな部屋も確保。コンパクトながらも暮らしに必要な機能や空間がそろっているので、将来にわたって快適に過ごせそうです。
 両世帯とも、それぞれ自立した生活を営みながら、ほどよい距離感が保てるHさん宅。たくさんの愛情に包まれて、健やかに成長していくお孫さんの姿が目に浮かぶようです。

☆ 敷地の難条件を「個性」として設計に生かす

 敷地は、東西に細長い47坪程度の変形地。第一種低層住居専用地域なので、建物の高さや床面積などの制限があるほか、北側斜線制限が加わります。一般的に3階建てには厳しいとされる条件でしたが、幸い敷地の真北は道路で、北側隣地の日照を考慮する必要がないため、建物形状が限定されることなく計画できました。敷地に沿った建物の形状と配置により、スペースを有効活用しています。

 建築コストの削減につなげるため、床下空間をなくして建物の階高を低く抑えたほか、基本的に全フロアとも、おおらかなワンルーム的空間としました。各階は階段室で緩やかにつながっていますので、一緒に暮らしているという安心感を得ながら「つかず離れず」の距離感で暮らせます。トイレは全フロアに、浴室は1階と3階に確保。メーンキッチンのある2階は共有スペースとなっていますので、家族そろって食事をしたりくつろいだりすることができます。
「石の部屋」である2階の天井には、構造梁(はり)の目隠しのためにシナ合板を貼りました。コスト削減も考慮して、下地材などに使われるリーズナブルな材料を使いましたが、規格サイズのままでは味気ないので、半分にカットして、つなぎ目を生かした仕上げとしています。それとは対照的に、来客用のトイレには、奥さま好みの比較的高価なモザイクタイルを採用。限られた予算内で施主の要望に応えられるよう、一手間加えたり、コスト配分を検討するなどして、愛着を持って暮らしていただける住環境がつくり出せたと思います。

 建物の南側の角は、1階と屋根のコーナーを敷地の角度(直角ではなく、82度)に合わせてつくりました。2・3階のコーナーは90度ですが、異なる角度を組み合わせることで表情豊かな外観になると考え、1階と屋根のラインを際立たせるために、軒裏の仕上げ材を縁いっぱいまで設置しました。これにより、印象的な外観デザインに仕上がったと思います。

建設データ

家族構成:夫婦、娘夫婦、孫2人
所在地:豊見城市
設  計:濱元宏 建築設計事務所
敷地面積:157.76㎡(47.72坪)
建築面積:72.05㎡(21.80坪)
延床面積:165.14㎡(49.95坪)
用途地域:第一種低層住居専用地域
構  造:鉄筋コンクリート壁式構造 3階建て
完成時期:2015年5月

●建築/(株)GAB
●電気/(有)美光電設
●水道/(有)ライフ工業
●キッチン/(有)ファイン

建築・建設会社

  • ■ 濱元宏 建築設計事務所 (旧:GAB一級建築士事務所)
  • ■ 豊見城市字高嶺86-2
  • ■ 濱元宏
  • ■ 098-987-7331
  • ■ http://gab-okinawa.com/

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