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人が集う家

自然を身近に感じる傾斜地の家

Uさん夫婦が1年がかりで見つけた土地は、前面道路の地盤レベルから約3メートルもの高低差がある傾斜地でした。その特性を生かして建てた、デザイン性が高く、使い勝手のいいシンプルモダンな住まい。半屋外空間のポーチやコートテラスに設けた水盤が水音を奏で、大きな窓にさまざまな表情の空が映し出される、豊かな住空間です。

こんな家!

☆ 設計事務所との出会いが家づくりを後押し

設計事務所との出会いが家づくりを後押し

設計事務所との出会いが家づくりを後押し

 Uさん夫妻の家づくりは、ご主人の通勤に便利な場所への引っ越しを検討したことがきっかけでした。賃貸物件の情報をチェックしているうちに、「家賃を払い続けるより、思い切って家を建てたほうがいいのでは?」と方向転換したと言います。
 土地探しと並行して完成見学会にも頻繁に足を運び、いろいろなタイプの住宅を見学するうちに、家づくりの方向性が見えてきたというUさん夫妻。ところが、肝心の土地探しは夫婦の意見がなかなか合わず難航。1年がかりで見つけた土地は、前面道路の地盤レベルから約3メートルもの高低差がある傾斜地でした。
 ご主人は、敷地の奥が低くなった土地を見て「ここに理想の家が建てられるのか」と不安がよぎり、以前、住宅展示会で知り合った設計事務所に相談することにしました。
 「お会いした時の対応がとても親切だったので、相談しようと思いました。その建築士が手がけたシンプルモダンな住宅設計を見て、自分たちのイメージを的確に形にしてくれると感じました。そこで、この傾斜地に建つ住まいのラフプランをお願いし、土地購入の判断材料にすることにしました」と話します。
 しばらくして提案された2つのラフプランは、Uさん夫妻の期待以上のものでした。「コートテラス(壁に囲まれた中庭のようなテラス)をつくることや、仕上げはコンクリート打ち放しに、といった必要最小限の要望を伝えただけなのに、予想を超えたプランだったのでびっくりしました。おかげで安心して土地を購入できました」と振り返ります。

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☆ 外部空間とつながった伸びやかな住環境

 

外部空間とつながった伸びやかな住環境

外部空間とつながった伸びやかな住環境

 ショーウインドウのような建物正面のデザインと、力強い屋根の水平ラインが印象的なUさん宅。
 傾斜地を生かして、地下に吹き抜けのリビングやコートテラスのある居住空間を配し、1階は接客に便利なポーチをつくりました。自然を身近に感じられるよう、ポーチの天井の一部を開口して水盤を設置。自然光や雨が水面に降り注ぐ光景が楽しめます。
 「1階と地下のLDKはガラスの間仕切りを介してつなげているので、リビングのソファで横になっていても、ポーチの窓から空の眺めが楽しめるんですよ」と奥さまは笑顔で話します。  
 階段を下りると、吹き抜けのLDKとダイニングキッチンがあります。コートテラスに面した大きな開口部が外部との連続感を創出し、ここが道路よりも低い位置にあることを忘れてしまうくらい開放的です。

☆ 生活スタイルに合わせたこだわりの設計

 

生活スタイルに合わせたこだわりの設計

 「細部に至るまで、私たちの生活スタイルに合わせて設計してもらいました」とUさん夫妻。こだわりが分やりやすい形で表れているのが、ベッドコーナーです。コンクリート床の一部を高く施工して、市販のマットレスを床に直接置いています。「ベッドフレームがないので、掃除が楽なんです」と言います。
  「ここでの暮らしは2年近くになりますが、『こうすればよかった』と後悔しているところが一つもありません」とのUさん夫妻の言葉から、住まいへの満足度が伝わってきます。

☆ 敷地の特性を生かした空間構成で豊かな住環境を提案

敷地の特性を生かした空間構成で豊かな住環境を提案

敷地の特性を生かした空間構成で豊かな住環境を提案

敷地の特性を生かした空間構成で豊かな住環境を提案

 Uさんとのお付き合いは、「購入を検討している土地に、どのような家が建てられるのか知りたい」という相談からのスタートでした。
 敷地は南側に向かって開いた傾斜地です。平坦な部分は前面道路側の3分の1程度で、それより先は急勾配で低くなっています。計画に当たっては、この敷地形状を利用するのが得策であると考えました。2パターンのプランを作成しましたが、いずれも建物自体に土留めとしての役割を持たせ、土工事を必要最小限に抑えてコスト削減につながるよう計画。コートテラスに向かって開いたプランが採用され、内外装共にコンクリート打ち放し仕上げにして、建具やサッシを黒で統一するといったデザインの大枠も決まりました。
 1階に配したポーチと玄関は、床レベルをそろえたフラットな土間空間です。ここは「遊びに来た友人と気軽に歓談できる場所が欲しい」という施主の声から生まれました。屋内外をつなげる緩衝帯としての役割も持たせ、ガラスを多用することで地域に対して開かれた印象を与えると共に、階下にも光や自然の気配を伝えます。
 地下は住居エリアです。「ダイニングテーブルは不要」という施主の要望もあり、キッチンはテーブルと一体化した大きなアイランド型を採用。料理中も会話が楽しめるよう、座った時の目線の高さに合わせて、キッチンの床をリビングダイニングよりも15センチほど低くしました。寝室やフィットネスルームを配したプライベートエリアも、リビングダイニングより30センチほど高くし、立体的な空間構成によって豊かな住環境をつくり出しました。
 Uさん宅は、施主自身の「シンプルなコンクリート打ち放しの家で、すっきりと暮らしたい」といった明確なビジョンと、設計者の「要望以上の住まいをつくりたい」という思いが反応し合い、お互いのイメージを超えた家づくりが実現できたと思います。完成から約2年過ぎた今も、不満1つなく暮らしを楽しんでいるとうかがい、大変うれしく思っています。

建設データ

(※家族構成は施主の希望により掲載なし)
所在地:宜野湾市
設計:有限会社アトリエ・門口
敷地面積:264.44㎡(79.99坪)
建築面積:131.89㎡(39.89坪)
延床面積:172.19㎡(52.08坪)
用途地域:第一種低層住居地域
構造:鉄筋コンクリート造
完成時期:2013年8月

施工業者
●建築/米元建設工業株式会社
●電気/日伸電設
●水道/有限会社ライフ工業
●キッチン/有限会社モブ

建築・建設会社

敷地の特性を生かした空間構成で豊かな住環境を提案

  • ■ 有限会社アトリエ・門口
  • ■ うるま市字江洲598-17
  • ■ 門口安則
  • ■ 098-974-3554
  • ■ http://www.kadoguchi.net/

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