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フライアッシュコンクリートで建てた耐久性の高い家

新垣さんは新居を建てるにあたって、情報収集に努め、フライアッシュというコンクリート混和材に着目。高品質フライアッシュを使って、美しく、長持ちする家を完成させました。コートから風と光を取り入れた家は、住み心地も満点です。

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☆ コートハウス+芝庭を

昨年、新興住宅地の一角に家を建てた新垣さん。「父の跡を継ぎ、職場を替えることになったので、それに合わせて、近くに家を建てることにしました。不動産会社を通して、車で15分ほどの通勤圏内にある土地を探し始めて、半年ぐらいでこの土地を見つけました」と振り返ります。  

 購入の決め手は「新興住宅地で利便性も高いし、周りに子育て世代が多いので、私たちにも子どもたちにもいいかなと思いました」と奥さま。  ゴルフが趣味の新垣さんの夢は「アプローチの練習のできる芝庭」を持つこと。また、奥さまは「コートハウス」に魅力を感じていました。  
 家づくりの依頼先を探すなか、奥さまはふと思いついて、「建築家の相談会」に出かけてみました。会場には、さまざまなスタイルの建築士の作品が紹介されていて、おもしろかったので主人を誘って翌日、また出かけました。私の好きなコートハウスもあって、その家を手掛けた建築士さんに相談してみることにしました」と奥さま。その結果、夫婦ともに好印象を持ち、家づくりをその建築士さんに依頼することを決めました。  

 その際、新垣さんは、自分で描いた図面を持参し、建築士に見てもらっていました。主な間取りは2階建で、1階をコート(中庭)のある生活スペースとし、2階に新垣さんの趣味の部屋と倉庫を作るというもの。その後、建築士のアドバイスを参考に図面を描き直し、初めての打ち合わせの際に、再度見てもらったそうです。基本的にその図面が生かされ、イメージ通りの家をかたちにすることができました。

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☆ 高品質フライアッシュを使って耐久性を高める

 

新垣さんの家はコンクリート打ち放し仕上げで、シンプルで安定感のある外観です。「妻が好きでコンクリート打ち放しにしました。それで強度とか、きれいさを保つにはどうすればいいか、いろいろ調べるうちに、フライアッシュという混和材がコンクリートの耐久性を高めることを知り、建築士に頼んで取り入れてもらいました」と新垣さん。フライアッシュを使ったことで、きめの細かい美しい仕上がりにもなっています。  
 1階は玄関の隣に和室、中庭を囲んで右側に水回り、左側に二つの子ども室、奥にLDKと寝室を配置。  
 玄関から入ると、正面の光降り注ぐ中庭に自然に視線が行きます。中庭を挟んだ対面には吹き抜けのあるLDKが広がります。そのLDKの大開口からテラス、そして、新垣さんの欲しかった芝庭が続き、明るく開放感に溢れています。
 建築士からの提案があり、中庭に水盤を設け、その水音を楽しむという遊びの要素も取り入れています。
「老後まで考えて、1階をバリアフリーにして、生活のベースを置くようにしました。すごく悩んだのが子ども室の配置で、2階も考えましたが、外から帰ってきたときに、リビングで顔を合わせるような間取りにしました」と奥さま。

 キッチンはアイランド型をチョイス。「最初は立ち上がりのある、手元を隠すタイプにしましたが、思い直してフルフラットにしました。カウンターのサイズは、クッキーを焼いたり、パン作りを楽しみたくて、大きいものを選びました」と奥さまのこだわりがいっぱい。ダイニングのシャンデリア風の照明もお気に入りです。  
 せせらぎの音に包まれた、明るいリビングで、穏やかな家族の時間を楽しまれています。

☆ 基本的に住宅の間口を南側に置くことが大切

イベント会場でお会いしたとき、間取りのスケッチを持参していて、その感想を求められました。現場は見ていませんでしたが、方位や道路の位置関係を見て、玄関や庭の配置や、リビングとコートのつながりなどをアドバイスしました。その後、実際に依頼を受け、改めてお会いしたときには、私のアドバイス通りに描き直していました。法規的なこともあるので、若干の微調整は必要でしたが、1階部分については、ほとんどそのままです。2階はリビングを吹き抜けにして、その吹き抜けに面して趣味の部屋を配することを提案しました。  

 生活しやすい住宅にするには、基本的に南側に開口を置くことが大切と考えています。新垣さんの家では、間取りの中心にコートを置くことで、室内に光と風を取り入れています。コートだけではなく、和室や水回り部分にも坪庭を設けるなど、風が抜けるように工夫しました。
中庭に水盤を置き、その水音が楽しめるような演出をしています。
クーラーなどの設備ははめ込みにして、ルーバーで隠しました。  工事着工後、新垣さんから、コンクリートの混和材にフライアッシュを使いたいという相談があり、急きょ変更となりました。私も使うのは初めてでしたが、コンクリートの仕上がりが実にきれいです。フライアッシュは石炭を燃焼する際に出る灰の一種で、これを使うことでコンクリートの耐久性や施工性、流動性が向上します。日を追うごとにコンクリートの強度が高まり、また、若干のヒビであれば、自己修復する機能も持つそうです。  

 室内の壁はコンクリートの風合いを生かしましたが、天井には湿気を吸収する性質のある塗料を塗りました。また床はフローリングにするか、タイルにするか大分悩まれていましたが、大理石風のタイルがとても気に入ったようでした。まだ住宅にはあまり使用されていないタイルでしたが、予算内に収めることができました。

建設データ

家族構成:夫婦、子ども二人
所在地:豊見城市
設  計:有限会社 門一級建築士事務所
敷地面積:421.20㎡(127.41坪)
建築面積:206.15㎡(62.36坪)
延床面積:253.88㎡(76.80坪)
構造:RC造
用途地域:第一種低層住居専用地域
完成時期:2016年5月
●建築/(有)匠建
●電気/(有)照電社
●水道/(有)龍設備工業
●キッチン/(有)MOV
●高品質フライアッシュ/(株)リュウクス<旧・(株)ゼロテクノ沖縄>

建築・建設会社

  • ■ 有限会社 門一級建築士事務所
  • ■ 南風原町字津嘉山750-1
  • ■ 金城 司
  • ■ 098-888-2401
  • ■ http://jo1q.com/

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