NEWS

構造・階層別

かふうWEB > こんな家! > 家族構成別 > 親+夫婦+子ども > 太鼓梁の下で団らんを楽しむ木造二世帯住宅

木造

太鼓梁の下で団らんを楽しむ木造二世帯住宅

豪快な太鼓梁と精緻な技術に一目ぼれし、木造の二世帯住宅を新築したHさん一家。
横並びに親子世帯を配した平屋の完全分離型で、間取りはそれぞれのライフスタイルに合わせて設計。軒下空間を通じて両世帯がつながり、日常生活の中で自然と三世代の交流が育まれています。

こんな家!

☆ モデルハウスを訪れ木造の魅力を肌で感じる

築50年超の実家の二世帯住宅への建て替えに、木造を選んだきっかけは、初めてモデルハウスを訪れたときに感じた衝撃の強さ。業者探しに奔走していた2年前、通勤途中にたまたま見学に立ち寄った長男のHさんは、太い梁や柱を豪快に現し、技を尽くした精緻な木組みに一目ぼれ。後日、一緒に足を運んだご両親も同様の感銘を覚え、気付けばすっかり木の家のとりこになりました。
「私も両親も、当初はコンクリートの家しか選択肢にありませんでした。県内で木造が急増していることさえ知らず、RC造にするか、コストを抑えてCB造にするかばかり考えていましたから。特に父は、台風の影響を懸念して難色を示していたのですが、実物を一度見てからは何も言わずに、打ち合わせに積極的に関わるようになりました」とHさんは笑顔で振り返ります。  
 二世帯の位置関係は、親子三世代の交流が自然と育まれるように計画しました。「諸先輩の意見を参考にして、シンプルに平屋にしました。“敷地に余裕があれば、上下階で分ける2階建てのプランより、横並びのレイアウトにしたほうが、お互いの顔がよく見えるよ”と助言をいただいたので」と父親のKさん。一棟の建物の内部を中央で完全に仕切り、駐車場のある前面道路側を親世帯に、敷地奥を子世帯に充て、間取りはそれぞれに決めていきました。「建て替えの話はだいぶ以前からしていたんですよ。ようやく具体的に計画が動き出したのは、実家の老朽化が進んだこともありますが、それ以上に大きかったのが、私たち夫婦に子どもが生まれたこと。孫の顔を見たことで父の心にも火がつき、お互いに本腰で考えるようになった気がします」。

続きを見る

☆ 構造材を現し、木の家特有の醍醐味を楽しむ

 

モデルハウス訪問後、完成までの期間はわずか1年余り。父親のKさんは、「私たち夫婦にとってもこれが初めての家づくり。イメージ通りの仕上がりで大満足です」。周囲の評判が高いことにも驚いており、「いい家を建てましたね、とあちこちで声をかけられました」。  
 間取りの違いを除いては、基本的な仕様・デザインは親子世帯共通です。日当たりの良い南側の庭に向かって、勾配屋根を延ばして庇(ひさし)を深く取り、リビングの開口部を大きく確保。モデルハウスの感動を新居にも持ち込み、リビングは天井を張らずに構造現しにして、梁や柱などが見える状態で開放感いっぱいに仕上げました。
 キッチンは両世帯でスタイルが異なり、子世帯は「共働きなので急な来客時も慌てなくて済むように」と独立して設置。また親世帯が、リビングに隣接して仏壇・床の間のある和室を配したのに対し、子世帯では、簡易引き戸で2つに仕切れる子ども室を並べ、リビング同様に小屋裏と勾配屋根を露出させました。
 一方で親世帯のキッチンは、母親のAさんの強い希望で、「家全体を見渡すことができて、ゆったりと作業しやすいように」とオープンなL字形のレイアウトにしました。リビング側には無垢板のカウンターを設け、「ここでお茶を飲みながらテレビを見て過ごす時間が、一番のお気に入りです」とAさんは笑顔をのぞかせます。
 2つの世帯が軒下でつながり、家を出入りするたびに孫たちが親世帯の前を横切り、自然と顔を合わす動線の仕掛けは、Kさんの狙い通り。「いつの間にか家に上がり込み、声も立てずに膝の上にポンと手を置いてくることもあるのですが、わざと知らんぷりしているんです」。顔をほころばせまいと必死に平静を装っている姿が、目に浮かぶようです。

建築・建設会社

  • ■ 株式会社 安永建築
  • ■ 098-943-2494

こんな家!に戻る >