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小さな木造住宅で風を感じて暮らす

沖縄で木の家に暮らすことを夢見て移住計画を練ったSさん夫妻。夫婦と猫1匹のつもりが娘夫婦との同居が始まりましたが、3層の吹き抜けの家は生活スタイルの変化を柔軟に受け止めてくれています。

こんな家!

☆ ムクの木の床が夢

定年後、関東から奥さまの故郷である沖縄への移住を決めたS夫妻。結婚してから、ずっとマンション暮らしでしたが、「冬場はコンクリートの床が冷たくて、すごく寒かった。暖かい沖縄に帰って、ムクの木の床を裸足でぺたぺた歩くのを夢見ていました」と奥さま。また、沖縄ではコンクリート造が主流ですが、ご主人はかねてから「高温多湿な沖縄には、調湿効果の高い木造住宅の方がふさわしいのではないかという思いでいたとのこと。その疑問は、沖縄で木の家づくりに実績のある建築士の本を読んだことで解消しました。「台風と白アリへの十分な対策さえ取れば、木造こそが沖縄の風土にふさわしいという、その本の趣旨に賛同し、沖縄で木の家づくりに取り組むことにしました。
 土地探しでは、ネットを活用。映画好きの奥さまのため、映画館に徒歩30分以内で行ける場所をターゲットに、那覇市内の土地情報を追い続けたそうです。ネットの情報は回転が速く、なかなか購入のチャンスを捉えるのが難しかったそうですが、それでも根気よく続けているうちに、理想的な場所に27坪ほどの土地を購入することができました。
 以前、北部で立ち寄った飲食店の造りが「沖縄でもこんなモダンな木の家があるんだ」と大いに気に入り、強く印象に残っていたので、そこを手掛けた事務所に家づくりをお願いすることにしました。「夢は都心の狭小住宅。すっきりとコンパクトな家にしたかった。最初はばくぜんと2階建てにして、上はゲストルームにでも、と考えていましたが、具体的に話を進めるうちに、娘夫婦と同居の話も出てきたので、後で改築するのは難しいだろうと思い3階建てに決めました」とSさんは振り返ります。

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☆ 3階建ての二世帯住宅へ

 

Sさんの家は大通りから一歩中に入った古くからの住宅地にあって、シルバーのガリバリウム鋼板の外壁がすっきりとモダンな印象です。前面の道は車一台が通るほどの広さで、その通りに平行して1台分の駐車スペースを確保。実はSさんが家を建てる前まで、ここは車の通れない路地でした。法規上の規定もあって道を広げる必要があり、敷地をかなりセットバックしているとのこと。
玄関の戸を引くと、コンパクトな玄関があり、正面は階段スペース、左側は吹き抜けのLDKです。LDKのリビング側からご主人の寝室へ、キッチン側から奥さまの寝室へ続いていて、その二つの部屋を「ウォークインクローゼット」が繋いでいます。キッチンの反対側に水回りが置かれ、使いやすい家事動線になっています。通り側の大きな開口には、内側に木の格子戸を取りつけ、外の視線を遮りつつ、風が通るように工夫されています。
家づくりではなにより素材にこだわり、床材にはムクの無塗装チークを選びました。「入居前に夫婦で汗だくになりながら、蜜ろうのワックスをかけて仕上げました」とにっこり。念願かなって、心地良い足裏の感触を楽しんでいます。外壁のガリバリウム鋼板は耐久性が高く、コスト的にも手ごろなのが嬉しい素材です。
ペットの猫のために、キャットウォークや寝室への出入口を造りつけてもらったものの、まだ活用する姿が見られないことを残念がるS夫妻。
昨年5月に入居しましたが、夫婦二人の生活は今年1月まで。娘夫婦が2階で暮らすようになり、今は年内の初孫の誕生を楽しみに、家族の夢を広げています。

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