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夫婦

中古マンション一新。自分色の空間で暮らす

佐平建設(那覇市港町)社員で修繕・リフォーム全般を担当する加納賢一さんは、一昨年に自宅として築24年(当時)の中古マンションを購入。
ライフスタイルに合わせて間取り・内装を一新し、夫婦でお気に入りの「ヨーロピアン・ヴィンテージ」な家に仕立てました。
コストを抑えつつ好みの空間をデザインする手法について、プロのお手並みを拝見させてもらいました。

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☆ 「物件価格プラス改修費用」の総合予算で考える

選択肢は最初から、中古リノベーション1択。加納さん本人が会社で同じ業務を担当していることもありますが、「夫婦それぞれの通勤のしやすさや私生活のことを考えると、住むのは浦添市内あるいはその近郊がベスト。決して新築を度外視していたわけではなく、土地探しの面でも予算面でも希望エリア内ではハードルが高くなりそうだったので、おのずと中古物件に絞られました」。
 購入したのは、1991年に建てられた11階建て・全39戸の分譲マンションの一室です。元々の間取りは和室を一つ含む3LDKで、専有面積は約25坪。東南2面バルコニーでキッチン・リビング(現在のダイニング)からの見晴らしがよく、初めて訪問したときから「ここがいいね」と夫婦で意見が一致しました。早速詳細な物件情報をチェックしたところ、新築以来の管理状況も現在の構造躯体の状態も「問題なし」。ただ一つだけ「問題あり」だったのが、「物件価格が予算オーバー」していたことでした。しかしそこはリフォームのプロ、「フローリングやクローゼットの一部は傷みが少なく再利用できるし、間取りもそれほど変更せずに済む。予想以上に改修費を抑えられそうだから、トータルすれば予算内で収まるだろう」と即座に判断し、正式に契約に踏み切りました。
「職業柄、内覧の時点で大まかな改修プランが頭に浮かんでいました」というイメージに沿って計画をまとめ、購入後間もなく工事をスタート。不要な壁や床を取り払い、新たに塗装・造作などを施して、3カ月足らずの期間ですべてのリノベーションが完了しました。

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☆ フランス・パリで見たお気に入りの意匠をわが家にも

 

間取りで大きく手を加えたのは2カ所。一つは、和室の境界を取り払ってキッチンと連結し、和室はリビングにつくり替え、リビングだったスペースはダイニングに充て、LDK全体をワンルーム的な空間にまとめました。もう一つは、壁付けでL字形だったキッチンを撤去して、LDKの結節点にオールステンレスの対面キッチンを配置しました。「料理や家事をしながらでも部屋の隅々まで目が届くので、将来子どもができたときも安心ですね」と奥さま。真正面にはリビングのテレビがあり、左手のダイニング越しには屋外の景色が眺められます。
 デザイン面では「ヨーロピアン・ヴィンテージな家」を目指しました。「新婚旅行で訪れたフランス・パリの街が気に入り、特に印象深かった建物やお店の雰囲気を思い出しながら、色合い、質感、素材感などを一つ一つ決めていきました」とのこと。壁や建具は、色の種類が豊富で発色に優れた「ポーターズペイント」で塗り分け、造作の家具は「ブライワックス」でヴィンテージ感を演出。パリで見て一目ぼれした、家の中に窓を入れるアイデアは、「壁に覆われて真っ暗だった」水回りで採用し、同じくレンガを使ったアクセントウォールは、リビングのテレビ背面に施工しました。
「少しやり過ぎかな?と施工中は心配することもありましたが、全体として統一感のあるデザインに仕上がり、中途半端に妥協せず徹底的にこだわり抜いて正解だったと思います。仕事から帰ってくるとスイッチがすぐ“オフ”に切り替わり、心底リラックスして過ごすことができるので」。
 実験的とも思えた自宅でのチャレンジが、今では大いに仕事で生かされています。

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  • ■ 株式会社 佐平建設
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