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夫婦+子ども

手作り感満載の空間で 大好きな家具に囲まれて暮らす

広告のアートディレクターが、自宅のリノベーションに挑戦!クリエイティブで独走的なリノベーション手法に迫ります。

こんな家!

☆ 予算最重視。築30年超のマンションを購入

国際通りや牧志公設市場の目と鼻の先。この好立地に引かれ、「中古リノベ」を検討していた越後谷さんご夫妻は、築30年超のマンションの一室を購入しました。「考えていた予算は最大1500万円まで。建物は築年が古い上に修繕履歴が見当たらず、実際に傷みもかなり目立っていたのですが、物件価格が約900万円と割安だったこと、公私ともに便利な環境であることと天秤にかけ、後者の利点を優先しました」とご主人。住戸のサイズも「最低75㎡はほしい」との当初希望には満たなかったものの、「許容できるギリギリの広さ。最優先事項は予算だから」と目をつむり、契約に踏み切りました。
 住戸の形状は、間口に対して奥行きの長い長方形。もともとの間取りは3LDKでした。玄関を上がると右手にすぐキッチンがあり、そこから対面のベランダまで、約20畳のリビングダイニングが貫通。その両サイドには3つ個室と水回りがそれぞれ並び、内装はいかにも80年代然とした、ダークブラウンの板張りとフローリングでまとめられていました。 
 越後谷さんが選んだ改修方法は「スケルトン・リノベーション」。つまり建物の構造部分に関わらないものはすべて取り払い、一度スケルトン(骨格)の状態にしてから、自分好みのプラン・デザインに仕上げていく方法です。「あんな素材を使ってみようか、こんな意匠に仕上げたらどうだろう」とワクワクした気持ちで理想の住まい像を描き、建築会社・リフォーム業者を回って相談してみたところ、いつだって現実は厳しく「はるかに予算オーバー」。そこでご主人は優先順位を見直して、「 “ 箱” はできるだけ簡単につくって、家具や照明などお気に入りのアイテムにお金をかけよう」と計画を切り替えました。

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☆ 3LDKの間取りを1LDK+WICに

 

「以前から家具が大好きで、ヴィンテージものの椅子などをコレクションしていました。資金に余裕があれば内装にもこだわりたかったのですが、あとから置いていく家具や照明、小物などによって、部屋の雰囲気はいくらでも変えられるし、むしろ“箱 ”自体はシンプルなほうがコーディネートしやすいですからね」とご主人は振り返ります。
 コスト圧縮の秘策は、人手を極力かけずに、自らも積極的にDIYに取り組むこと。リフォームなどの会社は通さず、内装職人ただ一人を頼って解体工事・改装工事を依頼し、電気・水道の設備工事は親類や友人の応援を仰ぎました。「ペンキ塗りやタイル貼りなど慣れないDIY作業に加えて、現場監督のように毎日細かく指示を出さなければならず、工事中は大忙しでしたね」という経験も、今ではいい思い出です。
 改修後の間取りを見ると、以前のLDKと水回りの配置はそのままに、最奥部にあった個室部分がリビングとつながり、ご主人のワークスペースが設けられています。他の2つの個室はそれぞれウオークインクローゼットと寝室になり、完全には仕切らずに、可動式の造作壁が2つ床に置かれています。またリビングとダイニングの間にある北欧風のデスク&シェルフは、「今回のリノベーションでは、内装も間取りもすべて主人にお任せでした」という奥さまの優しさに感謝すべく用意したもの。ご主人曰く「わが家にある家具の中では最上級品」とのことです。
 入居後約3年がたち、昨年暮れには待望の第1子が生まれました。「かわいらしいデザインは厳禁」だった家の中にも、幼児が喜ぶにぎやかな装飾がポツリポツリ。さらには暮らしていくうちに、「個室が一つあってもよかったかな」と夫婦ともに感じ始めたこともあり、新たな間仕切り壁を設けるのか、ロフトベッドなどを造作するのか、快適なお一人様スペースの増設方法を模索しています。

建築・建設会社

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