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夫婦+子ども

住み心地をトータルデザイン 色の微妙な変化を楽しむ

奥さまの実家2階をリノベーションし、「準完全」分離型の2世帯住宅が完成。ピアノルーム、バー風カウンター、黄金の和室など、Mさんご夫妻の理想の住まい像が、見事に形になりました。

こんな家!

☆ 2階ベランダに増築し、十分な居住スペースを確保

築約15年と見た目もまだ若々しい、コンクリート打ち放しの家。結婚前、奥さまの個室があった2階はガラリと一変し、4LDKの独立した世帯へと生まれ変わりました。かつてベランダだった部分には現在のLDKが増築され、駐車場の脇には玄関と外階段が新設。一方、既存の中階段はドアなどで仕切りつつもそのまま残したことで、階下の親世帯との間に緩やかな行き来が生まれました。実家に置いたままだったグランドピアノも再び元の奏者を得て、家族の新たな歴史が始まっています。
「リノベーション前の妻の実家は、義父母の2人住まい。2階はほとんど使っていない状態で、何かの折に“もったいないから改装して2世帯住宅にしましょうか”と話をしたら、すごく前向きに捉えてくれたんです。それからですね、具体的に計画が動き出したのは」とご主人。近所でアパート暮らしをしながら「いつかはマイホームを」と考えていたご夫妻にとっても、新築以上に「生活面でもコスト面でもメリットが大きい」ことは、魅力的な材料でした。 
 業者選びは奥さまが主導し、インターネットや住宅誌を調べて徹底的に情報を収集。モデルハウスなども見学し、約1年がかりで依頼先を絞り込みました。「機能的かつ住む人のこだわりをしっかり実現していて、過去の実績も豊富。適切なアドバイスを受けながら、自分たちが望む空間づくりができると思ったので」。
 以前の2階は中央の廊下を挟んで、両サイドに個室が2つずつ。しかも床面積のほぼ半分は、庇に覆われたベランダが占めていました。この先、Mさん親子3人が独立した暮らしを営むには、増築は必須条件。そのためまずは「法律上、どこまで増築できるか」を確認した上で、「明るく風通しがいい家」を目指して計画を練り上げていきました。

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☆ カッコよすぎず暗すぎず。 絶妙な色加減の心地よい空間

 

平面プランも内装デザインの選定も、担当者との二人三脚。一つ一つのスペースごとにじっくりと話し合い、「ドアノブ一つまで細かく提案してくれる。ここまで親身になって相談にのってくれるとは」と驚いたほど。だからこそ、Mさんご夫妻が求めた「カッコよすぎず、鮮明すぎず、暗くなりすぎず」といったアバウトなイメージも的確に伝わり、「個性的な空間が並んでいるはずなのに、全体としてはそれぞれの色合いがなじんで統一感がある」状態に見事に仕上がりました。
 間取りはフロア中央の増築部分をリビングに充て、使い勝手を考えながらキッチンの位置を決定。奥さま念願のピアノルームはリビングの隣に置き、LDKと連続させるとともに床面をやや高くして、視覚的な変化を演出しました。またキッチンから見て真正面の壁はレンガ調のタイルで化粧し、窓際には「大のお酒好き」のご主人が所望したカウンターを造作するなど、一見しただけで特別な雰囲気が感じられます。
 意匠は基本的に「妻任せ」だったご主人ですが、和室には唯一こだわりました。もともと吹き抜けになっていた中階段脇のスペースを利用し、コンパクトな小上がりの畳間を設置。「壁はゴールドに、畳表は黒にしたい」との要望をもとに色合いを吟味して、言葉がもつイメージほどには派手すぎず、全体と調和の取れたトーンにまとめ上げました。
 約3カ月の施工期間を経て、新居は昨年12月に完成。「すべてが思い通りの仕上がりで、まるで夢の中で暮らしているようです」と語るご夫妻。この日は日中の撮影でしたが、「夕方と夜の雰囲気が好き。日の入り方によって刻々と壁の陰影が変わり、照明がともるとピアノルームは一気にムードアップするんですよ」。夕食後はお義父さんが下からやって来て、カウンターでご主人とグラスを傾けることもしばしば。時には奥さまが演奏役を買って出て、スペシャルライブの始まり始まり。「トランペットの腕には自信がある」と話すご主人ですが、夜はどうしてもアルコールの力が勝り、ピアノとのセッションはまだ実現していないようです。

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