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エコな家

自然の力を利用した混構造の家

都市部の住宅街で、風通しのよいオープンな住まいを建てたいと考えたNさんご夫妻。
正方形のシンプルな平屋に木屋根を架けて高窓を配し、沖縄の気候・風土の特色を生かしたプランを実現。
光と風が満ちたマイホームで、快適な暮らしを楽しんでいます。

こんな家!

☆ 省エネと湿気対策。沖縄の気候・風土に適した家づくり

梅雨時のじめじめした湿気の影響を抑えた、空気のよどみがない、風通しのいい家にすること。夏の間はできるだけ、空調機器に頼らず生活できるなら、さらに言うことなし。5年ほど前、家づくりの準備を始めたNさんご夫妻は、そんな要望を抱いて設計事務所を訪ね回りました。
情報を集めているうちに、一人の建築家が目に留まりました。「設計活動の傍ら、“NPO蒸暑地域住まいの研究会”のメンバーとして、沖縄の気候・風土に適した環境配慮型の省エネ・低炭素住宅の研究をしている。私たちが求めている家づくりの条件に、応えてくれるのではないか」。Nさんの予想はぴたりと的中し、間もなく正式に依頼を決めました。
敷地は古くからの住宅街の中にポツンと開けた、高台の上にあります。密集地とはいえ、200坪強の広さがあるため、親子4人が暮らす適当なサイズの家なら、境界までゆったりと距離を確保できます。また南側隣地は空き地なので、日当たりもよく圧迫感はありません。ここにはもともと、親族がかつて住んでいた家が空き家のまま残っていましたが、傷みが年々激しくなり、やがて危険な状態に。それが今回、Nさんが建て替え・新築を決めた直接的なきっかけでした。
思い描いていた新居のイメージは、平屋でオープンな間取りにすること。家族がいつでもお互いの気配を感じながら過ごせるように、リビングは大きく、子ども室は小さく。意匠面では、外壁はシンプルに白でまとめつつ、内装には木の温かい雰囲気を生かしたいと考えていました。

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☆ パブリックな空間はオープンに。生活重視の動線設計

 

「ファーストプランからほぼ変更なし」だったという図面を見ると、平面形状は単純な正方形で、公私のスペースが南北両サイドにゾーニングされています。南側中央にはLDKが堂々と横たわり、庭に面して大開口が連続。さらに天井がここだけ一段高く、四方にハイサイドライトが配されており、明るく吹き抜けのような開放感があります。
リビングの両隣には、下部が収納になった小上がりの和室と、勉強や読書など多目的に使える「ファミリールーム」が、東と西に並べて配置されています。「個室とは別に、目の届きやすい範囲に子どもたちの学習スペースを置きたかったので」とご主人。LDK周辺は仕切りがないため視線がよく通り、なかでもフルフラットの対面キッチンに立つと、すぐ右隣のファミリールームから、LD、和室、そして南面の窓越しに庭の眺めまで、室内外を一望できます。
一方で、「見えない場所」の設計も緻密に計算されています。例えば子ども室は、「将来、夫婦だけの生活になっても持て余さないように」との理由から、間仕切り壁を設けず、現在は可動家具で2つの個室に分けています。また奥さまの要望で導入したパントリー(食品庫)は、一つの居室ほどの容量があり、キッチンからも、水回りのある北西の廊下側からも出入りできます。水回りの先には、子ども室の北側を通って主寝室まで、ウオークスルークロゼットが貫通。さらにその北側には、家全体を覆う外皮のように、マスブロックに囲まれた洗濯干し場が置かれています。
住み始めて間もなく丸3年。窓を開ければ家中に爽やかな風が行き渡り、懸念していた「梅雨時のジメジメ感」は見事に払しょくされました。空調機器の出番も、決して無理することなく抑えられているとのこと。現代的なライフスタイルはそのままに、自然の力を巧みに取り入れた、理想の生活を営んでいます。

建築・建設会社

  • ■ 有限会社門(じょう)
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