NEWS

構造・階層別

かふうWEB > こんな家! > 家族構成別 > 夫婦+子ども > 緑に囲まれた無垢の木と漆喰の家

木造

緑に囲まれた無垢の木と漆喰の家

名護市の海岸近くに建つSさん宅は、ボリュームの大きな2階建ての木造住宅。
約30畳の広さがあるLDKには重厚なアメリカ家具が並び、高級木材「ハワイアンコア」を模した
内装材をふんだんに用いるなど、室内はハワイアンムードが満載。3匹の愛犬ともども、ゆったりとした
海辺の暮らしを楽しんでいます。

こんな家!

☆ 木組みの美しい家で 丁寧に暮らしを営む

木は飫肥杉。壁は漆喰。そびえる柱や吹き抜けの梁組みは存在感があり、ぺたん、ごろん、と床にじかに寝転べば、無垢材ならではの優しさが伝わってきます。漆喰の作用なのか、ほどよく部屋が分かれた家の中には凜と澄んだ空気が流れ、「どこにいても山小屋にこもっているような安心感がありますね」とご主人。そんな自然味あふれるTさん宅では、緑豊かな周辺環境と呼応するように穏やかな暮らしが営まれ、「家を建ててから、生き方が丁寧になりました」とご夫妻はしみじみ話しています。 
 とはいえ那覇のまちなか育ちのお2人は、元々のライフスタイルは都会的。それが長男が物心を覚えるにつれて、虫でも魚でも生き物全般に興味を持ち始めたため、山へ川へと頻繁に繰り出すようになりました。やがて「木造で、自然とのふれあいを大切にしている保育園がある」と知り、当時住んでいた那覇の借家から毎日送迎することに。次第に「小学校もこのエリアで」と考え始め、土地探しと合わせて新居の計画に乗り出しました。
 当初から木造推しだった奥さまに対し、ご主人は「台風が心配だから」と難色気味。しかし依頼した建築会社の完成見学会を初めて訪問した直後、「ここに決めよう」と即答したのはご主人でした。
「一言でいえば、美しかった。玄関に一歩入った瞬間から、その上質な空気感に圧倒されました。扉の裏側など見えない部分まで、手を抜かずに丁寧につくられていて、その仕事ぶりに感銘を受けました」。
 タイミング良くほぼ同時期に、「新しい暮らしのイメージができた」という現在の土地を購入。三方を緑に囲まれた、長男の興味を深めるには絶好の環境でした。

続きを見る

☆ 部屋の配置は風水を意識。 住むほどに「味」が深まる

 

「自然豊かな環境だからこそ、自然の摂理を大切にした家にしたい」。そう考えてできあがったTさん宅の間取りは、風水の考え方に沿った伝統家屋の相似形。黒い焼杉板で覆われた外観を見ても、南面の庭からの光と風を呼び込むように庇が深く取られ、北の空を目がけて傾斜屋根が伸びています。
 玄関を上がると床の間のある和室があり、その先にはオープンなLDKが連続。リビング並みの広さがある木製のA型キッチンは、「対面ではなく引きこもった空間で調理したかった」奥さまの意向に対し、建築士とキッチン担当者からの提案で、現在の形になったもの。台所作業をしながらあらゆる場所に目が届き、リビング・玄関・和室越しに外の景色も楽しめる、絶好のポジションです。
 また伝統の家屋形態に倣って、和室から北側に回り込んだ場所には主寝室を置き、キッチンの奥に水回りを集約。1、2階は吹き抜けを介して空間がつながり、どこにいても家族の気配が感じられます。子どもはその後に長女、次男を授かったため、2階子ども室は柔軟に使いこなせるように、ワンルームで設計してもらいました。
 今年3月で新築後3年が経過。床や壁には至る所に、子どもたちの「成長の跡」が見受けられます。「入居当初は傷が極力できないように神経質になっていたのですが、しばらくすると傷が 味”になることが分かりました。これも自然素材の家の良さですね」と奥さま。一方では 「家と向き合い、手をかけながらともに成長する」というご夫妻の姿勢が子どもたちにも伝わり、「家や物を大切に扱い、敬う気持ちが自然と育まれているようです」とのこと。また家具や雑貨などのインテリアは、新築直後のようにすっきりと整い、「ゆっくりと時間をかけて、本当に気に入ったものだけをそろえていきたいですね」。年月がたつにつれて、Tさん一家ならではの味わいがますま−ーす深まることでしょう。

建築・建設会社

  • ■ 株式会社琉球樂
  • ■ 098-852-6936

こんな家!に戻る >