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2つのコートから空と星を望む家

夫婦と子ども3人が暮らすUさん宅は、コンクリート打ち放しをベースにした、平屋のコートハウスです。細かな要望をかなえるため、構造・意匠の技術に長けた建築士に依頼して、プランを作成。広々としたリビングを挟んで2つのコートを設えた、快適な住まいになりました。

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☆ 理想の住まいを追求するため、デザイン面プラス構造面を重視

勉強熱心で、土地を見つけた段階から、「コンクリート打ち放しをベースにした、コートハウスにしたい」と方向性を定めていたご主人。次なるステップは、「取り入れてみたいデザインに対し、構造上の制約を解決しながら、より自由度の高いプランニングで応えてくれる建築士を探すこと」。調べていくうちに、構造も意匠も一人で手がけている建築士が県内にいることが分かり、間もなく依頼を決めました。
Uさんご夫妻が家づくりの準備を始めたのは4年前。一人目のお子さまが生まれたのを機に、ご主人は土地探しの傍ら寸暇を惜しんで建築の勉強に励み、知識・情報を貪欲に収集。その熱の入れようは建築士も驚くほどで、奥さまも「ほぼ任せきりでした」とのこと。盤石の態勢で打ち合わせに臨みました。
購入した土地は、南面が接道し奥に細長い平たん地で、落ち着いた住宅街の一角にあります。ファサードを閉じ、中庭から採光・通風を図るコートハウスを要望したのは、周囲からの視線を避けるため。最終的に落ち着いたプランは平屋の2LDKで、家の奥まで光と風が行き渡るように、南側と中央の2カ所にコートを設けることにしました。内外装の壁と天井は基本的に、ご主人の好みによりコンクリート打ち放しで仕上げていますが、「単調になりすぎないように」と、室内の東面の壁だけは、杉板型枠を用いて木目を転写。また床に施工したチーク材の色味に合わせて、キッチンのキャビネットや収納棚、建具などを同系色でまとめ、統一感を演出しました。

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☆ 南面と中央にコートを設置。開口を広く取り開放感を高める

 

一昨年11月に完成した新居の外観は、コンクリートの細長い箱。その西側に張り出した庇(ひさし)の下を通って、家の中央にある玄関へ。ドアを開けると、光に満ちたコートが正面から飛び込んできます。このコートは、プライベートとパブリックの場を分ける役割も果たし、玄関を入って左に進めば、水回りと子ども室、主寝室が並び、右側にはLDKが広がります。
間取りはシンプルな2LDKですが、建築士と密に相談して「構造的に可能かどうか」まで含めて検討し、細かい調整を繰り返し行いました。例えば中央のコートのコーナー柱は、当初はコンクリートで作る予定だったものを、急きょアルミに変更しました。「素材の質感が軽やかになったことで、圧迫感が随分と和らいだ印象です」とご主人。また建築士の提案を受け、リビングの南面と東面には、天井のラインにそろえて高窓を設置しました。視線が斜め上方の空に向かって、伸びやかに誘導されていきます。「日中に青空がきれいに見えるのはもちろんのこと、夜になると月や星空を眺められるとは、予想外のうれしい発見でした」と絶好の観賞窓になっているようです。
家づくりの一切をお任せだった奥さまは、「主人からは、今の生活だけに合わせるのではなく、“長い目で設計しよう”と聞いていました。子どもたちにとっては、思う存分遊び回れる環境になって、やんちゃぶりを増したようですね」と笑顔。またリビングと接する2つのコートはガラス戸で仕切られているため、キッチンからも家の隅々まで目が届き、快適な住み心地を後押ししています。
新築直後の様子を振り返り、「やり切った、という感覚でした」と懐かしむご主人。明るさも風通しも夏冬の過ごしやすさも、想定通りで言うことなし。初夏の陽気に包まれたコートを眺めつつ、「家の中に居ながらにして、外の雰囲気を感じられる点がとても気に入っています」としみじみと話しています。

建築・建設会社

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