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夫婦+子ども

勾配天井に包まれた コンパクトな大空間

国道近くに広がる新しい住宅街。ルーバーとマスブロックでさりげなく目隠しされた敷地の中に、親子4人が暮らすYさん宅があります。建物のサイズは建坪19坪弱とコンパクトでありながら、勾配天井を生かして2階まで吹き抜けにした室内は開放感があり、LDKと寝室からコート的な庭を望む心地良い住まいに仕上がりました。

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☆ 完成見学会で気に入った家をベースにプランを整える

マイホームの必要性は感じても、何から手を付けどこに相談すればいいのか、悩む人は多いはず。今年1月に新居を構えたYさんも、最初は手探り状態のスタートでした。 
 2人目の子どもが生まれアパートが手狭になり、計画を始めたのが約3年前。具体的なイメージやこだわりはなく、「まずは建売住宅を見て回って、予算の範囲内で好みと条件に合った家を探すのが近道かもしれない」と情報収集に乗り出しました。しかし納得できる物件は見つからず、計画はしばし膠着。自由設計にも何度かチャレンジしたものの、予算との折り合いが付きませんでした
 そんな折に現在の土地を見つけ、仲介先の不動産会社から紹介されたのが、今回依頼した設計事務所でした。さっそく相談に訪れ完成見学会にも足を運び、「要望に応じて丁寧にプランを考えてくれるよ」と聞いてきた評判通りの対応と、その作風に好感。最終的には、すぐ近くで行われた完成見学会の家が気に入り、「ぜひこの事務所でお願いしたい」と意志が固まりました。 
 お2人が引かれたその家は、勾配天井を生かして2階まで吹き抜けにした開放感あふれるLDKが特長で、自身の新居も「同様のスタイルで」と建築士にリクエスト。ただし見学会のプランでは、吹き抜けを介して上下階をつなぎ、2階をロフト的なオープンスペースにしていたのに対し、「あと数年したら子どもたち2人の個室として使えるように」と2階を完全に独立させ、可動間仕切りで分割あるいは一体利用できる形にしてもらいました。他にも内外装を好みのデザインに仕上げるのはもちろん、家事動線から収納計画、コンセントの配置に至るまで、Yさんの生活スタイルに合わせてプランを組み立てて行きました。

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☆ アジアンリゾート風のデザインを目指し素材を選択

 

建築士の情熱に押されるように、気付けば家づくりの魅力にどっぷりハマり、「毎回打ち合わせが終わる度に、次回は何を決めるのか楽しみで仕方がなかった」と振り返るご夫妻。「曖昧な結論を出すと、もっとしっかり考えて下さい!と叱られたりして(笑)。でもいざ暮らし始めたら、それが生活する上ではとても意味あることだったと気付くことが多いですね」と懐かしみます。 
 デザインはアジアンリゾート風の雰囲気を目指し、白とダークブラウンの素材を中心にまとめていきました。フローリングの色調は「ホコリが目立たないようにしたい」と最後まで逡巡し、建築士と一緒にショールームで実際にテストして、グレーがかった白を選択。またテレビ背面の壁やキッチン台にはワンポイントの色柄を取り入れて、空間に視覚的な動きを持たせています。 
 提案を受け、土間スペースを広々と確保した明るい玄関は、お気に入りの場所の一つになりました。外壁にはマスブロックを摘み並べ、そのマス目に合わせて玄関側の壁を数カ所くりぬいて、琉球ガラスを設置。「光が差し込む角度やその強弱によって、いろいろなムードが楽しめるんですよ」と奥さま。
 外壁のルーバーや屋上の遮熱塗料は、ご主人自ら塗装しました。コスト削減と思い出づくりの一石二鳥。仕上げには親類からプレゼントされた漆喰シーサーを飾り、ファサードにアクセントを添えました。
 待望の新居は今年1月に完成。子どもたちは家中を元気に駆け回り、訪れる親類・友人からの評判も上々です。ご夫妻も住み心地に一切の不満はなく、細部まで徹底的にプランを煮詰めてきたとあって、家事にしろ何にしろ入居してすぐになじむことができました。そして最近のブームは庭いじり。「自然と植栽に興味が湧いてきました。これから少しずつ整えていければ」。毎日の生活に彩りが増していきそうです。

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