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夫婦+子ども

屋外デッキをぐるりと囲んだ「コの字」形をした平屋

広さ約80坪の分譲地に建つIさん宅は、北側道路面は閉じて南にオープンなウッドデッキを配した「コの字」形の家。建築士とキャッチボールを繰り返しながら綿密にプランを練り、デザインや細かな納まりなども一つ一つ選定。住宅街にありながら視線が伸びやかに行き渡り、明るく開放感のある住まいに仕上がりました。

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☆ 中央のデッキを挟んで、公私の空間を分ける

 建築士と二人三脚の家づくり。土地の選定から相談を始めて、一時は2階建てのプランに寄り道しながら、最後は中央に大きなオープンデッキを持つ「コの字」形の平屋にたどり着きました。完成したのは3年前の夏。間取りをざっくり説明すると、デッキを挟んで東半分がLDK、西半分が主寝室・子ども室・水回りというレイアウトになっています。
「友人知人を招くパブリックなLDKスペースと、プライベートな空間を完全に分けたいという話から、現在の形に落ち着きました。デッキはLDKの隣にあって窓を開ければいつでも出入りでき、大人数が集まるときはリビングの延長になります。普段は子どもたちを遊ばせたり、筋トレをしたりといろいろ使えて、家づくりを考えている人にはオススメですよ」とご夫妻。またご主人にとって依頼した建築士とは、高校・大学と同じ道を歩んできた間柄。「同期で建築の仕事に就き、独り立ちして頑張っているのはあいつだけ。将来家を建てるときはお願いしようと決めていました」。
 30歳に差しかかる頃から土地探しを含めて検討を始め、幾つかの候補地の中から、建築士のアドバイスを受け現在の分譲地を購入。当初は「一戸建ての家は2階建てがスタンダード、という漠然としたイメージがあった」そうですが、「坪もの広さがある土地だから、希望するサイズの2階建てだと建物と土地がアンバランス気味になり、コスト的にも高くつく」との助言で平屋に変更。その後はLDKを中心に各室へとアクセスできる間取りを経て、公私キッチリ分離形のプランへと変遷していきました。
「大まかなレイアウトが固まったあとは、予算に合わせて全体のボリュームを縮小していく作業。憧れだったインナーガレージは、真っ先に削られてしまいました」とご主人はちょっぴり悔しそう。

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☆ 勾配天井の懐を ロフトベッド・収納 として活用

 

 Iさん宅は「コ」の字の右辺が北側道路面に当たります。つまり通りから中の様子をうかがい知ることはできませんが、木のルーバーや小窓がファサードを彩り、閉そく感はありません。玄関を上がると、一面のガラス窓越しにデッキまで真っすぐ視線が抜けて、一気に開放感が高まります。
 デザインや細かな納まりの選定も、建築士とのキャッチボールの連続でした。例えば「アジアンリゾート風の装いに」とのイメージに沿って、壁は白、床と建具はダークブラウンでまとめつつ、キッチンは奥さまの希望でブルー系に、トイレはご主人が「建築士事務所の内装に使われていた色が気に入ったので」と同じうぐいす色に。他にも主寝室と子ども室にはワンポイントで、色柄の付いたクロスを施工しました。
 2部屋に間仕切れる可変式の子ども室は、ベッド用のロフト付き。これは建築士からの提案で、屋根に勾配をつけることを定めた地区計画を援用し、天井の懐を利用して取り入れたもの。同じ仕組みは主寝室にも採用し、ウォークインクローゼットの上部をロフト収納に充てています。「夏冬の衣替えが簡単。しばらく着ないものはまとめてロフト側に片付けておけるので、とても重宝しています」とご夫妻。
 建築中はデッキ回りが閉ざされていたため「圧迫感があるかも」と若干懸念していましたが、いざ住み始めれば印象は一転、「視線がよく通り、特にキッチンに立つと生活スペース全体を見渡せます。どこにいても家族の気配が感じられ、安心で快適ですね」。設計前からあれこれ考えていた妄想が現実のものになり、約1年半に及ぶ家づくり期間は貴重な思い出に。家の中を動くたび使うたび、日常の何気ない動作を通じて暮らしやすさを再認識する、個性的で自慢のわが家です。

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