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家族のコミュニケーション

家族の居場所と会話がスキップでつながる家

どこにいても家族の気配が感じられ、大勢の人が集まり楽しめる家に」との要望を形にしたIさん宅には、空間的な仕掛けがいっぱい。スキップフロアや「蔵」のような収納空間を取り入れた、機能的で開放感あふれる住宅です。

こんな家!

☆ 床にレベル差を付け目線の変化を楽しむ

「室内全体を見渡せるLDK」、「家族が緩やかにつながる空間構成」とひとくくりにいっても、その実現方法はさまざま。
 例えばIさん宅を真上から、つまり平面形状を見た場合、LDKは一列に連なり長方形をしていますが、リビングとダイニングの間には段差があり、頭上は勾配天井で棟まで吹き抜けになっています。またダイニングに隣接し、戸を開ければキッチンと会話もできる子ども室は、吹き抜けに面した1.5階の高さにあるため、適度な距離感が保たれています。
 全体としては連続していながらも、目線の変化が空間に豊かなメリハリを生むこうしたレイアウトは、建築家とのやり取りから生まれました。
 かつて祖父母が暮らしていた200坪の土地を譲り受け、Iさんご夫妻が家づくりをスタートしたのは完成の約2年前。いろいろなチャンネルから情報を集める中で依頼した建築家と出会い、作品スタイルが気に入ったのはもちろんのこと、家主と誠実に関わる姿勢に共感。以後も完成見学会へ度々足を運び、「やっぱりこの方がいいな」と確信を深めて正式に契約を交わしました。
 設計を始めた当時、Iさん宅には未就学の子どもが3人。現在のプランは冒頭に挙げたイメージを軸に、建築家から提案を受け一緒に練り上げたものですが、LD間の段差は当初からご主人の構想にあったもの。「ワンルーム的な空間がズドンと続くより、途中に段差があれば2つのスペースの性格の違いが意識できるし、腰掛け代わりにもなるので」。またLDKの頭上に架かり、南からの日光を受け止める傾斜屋根は、「太陽光発電を導入したい」との要望にうまく合致しました。

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☆ 「蔵」の上に子ども室。WCも2カ所用意

 

LDKの北側に目を移すと、収納豊富な個室群が2層に積み重なっています。階段へ向かう廊下の右手には、高さを1.4メートルに抑えた「蔵」のような大収納空間を発見。この蔵の上に、先ほど見た子ども室が乗っており、ダイニングやキッチンとのレベル差を生む仕掛けになっていたことが判明しました。
「見学会などで見た作品の中に、スキップフロアや蔵のある住宅があり、面白いアイデアだからぜひわが家でも取り入れたいと思ったんです」とご主人。さらに3室ある子ども室の一つは、書斎(家事室)の上に一部を重ね合わせてロフトを創出しました。
 子ども室がある1.5階には、大容量のウオークインクローゼットが2カ所用意されています。一つは主寝室に併設し、もう一つは独立したスペースとして設置。どの収納にも今はまだまだ余裕があるものの、新築後には4人目が生まれ、これから子どもたちの成長とともに徐々に埋まっていくことでしょう。
 家事動線もキッチンを基点にコンパクトにまとまっています。階段手前の廊下沿いには、バスルームや先ほど見た家事室が並び、振り返って冷蔵庫脇のドアを開ければ、屋内物干し場が現れます。「当初は天井を全面的にコンクリートで覆う予定でしたが、半透明の窓を入れてもらいました。曇りの日でも光が反射して、家の中で一番明るい場所かもしれませんね」と奥さま。
 住み始めて約1年半。親類や友人を招いた会合をはじめ、子ども同伴のママ友会でも好評を博し、思い描いていた通りに「人が集まり楽しめる」暮らし方ができています。各スペースがスキップ状につながり、蔵のようにこもれる場所がある空間構成は、子どもたちには大好物。その日そのときの気分に応じて居心地のいい場所を探し出し、パワー全開ではしゃぎ回っています。

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