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自然に溶け込む、鉄骨とガラスの家

読谷村に住む40代のAさんご夫妻の家は、ガラス張りの鉄骨造。
部屋の仕切りが取り払われたシンプルな造りは、アメリカのデザイナーであるチャールズ・イームズの自宅をヒントにしたものです。
太陽と月の光を暮らしに取り入れ、自然を感じる生活スタイルで、ご夫妻はのびのびと暮らしています。

こんな家!

☆ 3年かけて、理想を理解してくれる建築士と出会う

畑の中にこつ然と建つAさんご夫妻の家。壁面のほとんどがガラス張りのその外観は、特徴的でありつつ、ガラスに青い空や周辺の緑の風景が映り込み、周囲によくなじんでいます。
ご夫妻が奥さまの実家に隣接する土地に新居を建てようと計画を始めたのは、5年ほど前のこと。もともとヨーロッパやアメリカのモダンなデザインと建築に造詣が深いご主人がイメージしたのは、「ガラスと金属でできた、箱のような家」でした。
「農地を宅地に転用した場所なので、自然の真ん中に鉄骨とガラスで箱のような家を建てたいと思ったんです。その理想として、『イームズ・ハウス』を再現できないかと考えました」とご主人。
「イームズ・ハウス」とは、20世紀を代表するデザイナーであり建築家のチャールズ・イームズが建てた自邸のこと。1949年にロサンゼルスに建てられたこの家は、今もモダン住宅の名作としてその名を馳せています。
「写真集や資料を見せて、いろいろな建築士さんに相談したんですが、なかなかイメージを分かってもらえなかった。やはり沖縄では鉄骨は錆びるとか、ガラス張りは台風に弱いと言って、最初から違う提案をされてしまうんです」。そんな中、初めてイメージを共有できたのが、知人の紹介で出会った建築士でした。
「作っていただいた図面を見て『これ! これですよ!』って。理解してもらえる建築士さんに出会うまでに3年近くかかりましたね」とご主人は当時の苦労を笑顔で振り返ります。

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☆ 太陽や月とともに暮らす家

 

東側の2面が、ほぼガラス張りの壁で構成されているAさんご夫妻の家は、中に入ると驚くほどの開放感。リビング、書斎、キッチン、ダイニングを兼ねた広々とした1階ホールは、造り付けの大きな本棚で緩やかに仕切られていて、家中、どこからでも周囲の緑が手に取るように見えます。ちなみに玄関はなく、庭に面した掃き出し窓やキッチン側のドア、いずれからも出入りが可能です。
「『環境の中に家を置く』という考えなので、できる限り敷居も低くしました。家の中から見える風景をさえぎるものを何もつけたくないので、ブラインドやカーテン、網戸も一切ありません」とソファでくつろいで話すご主人の周りを、窓からの涼しい風が吹き抜けていきます。
「住んで2年半になりますが、住み心地は最高ですね。昼間も外の緑を眺めているだけで一日があっという間に過ぎていきますし、夜は月明かりだけでとても明るく感じます。窓枠がフレームになって、星やホタルの光が絵のように見えるんですよ」と奥さまも目を細めます。
「太陽や月とともに暮らしている感じですね。僕は、自分の好きなものに囲まれて生きることが、人生を充実させてくれると考えているので、家づくりには一切妥協したくないと考えていました」と話すご主人は、この家での暮らしに心から満足している様子です。
「家の周りに植えたフクギやさまざまな木がこれから育って、10年後には森の中に家が建っているようになる予定なんです」と笑顔で話す奥さま。Aさんご夫妻の「理想の家」はこれからさらに進化を続けていきそうです。

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