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森を知る

ヤンバルの林業と有用植物を学ぶ

「自然の宝庫」といわれる、やんばるの森から都市近郊の森まで、一口に森といってもさまざまな顔があります。また、人によって森は生活の場にもなれば、仕事の場、娯楽や癒やしの場ともなります。
このシリーズでは、さまざまな顔を持つ、各地の森を訪ねていきます。

暮らしを楽しむ

☆ ヤンバルクラフト作り手養成塾を見学

 国頭村字与那は、与那川の下流にあり、海と山に囲まれたのどかな集落です。2月中旬、与那集落の交流拠点施設「よんな〜館」に1泊して、やんばるの暮らしを体験する、というモニターツアーに参加しました。今回は「ヤンバルの林業と有用植物を学ぶ」がテーマです。
 初日、まずは与那川沿いにある国頭村森林組合の施設を、次に字辺土名にある「ヤンバルクラフト作り手養成塾」の工房を見学しました。
 国頭村森林組合は昭和51年に設立されました。昔から与那には山で生計を立てる人が多かったことから、組合をどこに作るかとなったときに、集落を挙げて組合を誘致したのだそうです。また、地理的にも山を越えて与那集落と太平洋側の安田集落を結ぶ県道2号が開かれていて、木材の集積や搬出に適していました。
 同組合の山城健総務課長の案内で、原木の集積場や貯木場、チップやオガ粉を作る機械や板材の加工所など、さまざまな施設を見て回ると、沖縄には多彩な木材があり、その加工や利用の方法もさまざまであることが分かります。
「ヤンバルクラフト作り手養成塾」は、国頭村が村内外から広く人材を募集し、やんばるの木材を使った工芸品の制作者を養成しようというプロジェクトです。昨年からの取り組みで、研修期間は2年。現在、3人の研修生が技術の習得に励んでいます。木の香りに包まれた工房に陳列された椀や皿、箸などの作品からは、沖縄の木の特性を生かしたものづくりへの工夫と熱意が伝わってきました。

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☆ 与那旧林道散策

 

 与那集落には琉球大学の演習林「与那フィールド」があります。2日目の午前中は、長年与那フィールドの事業に関わってきた金城原一郎さんを講師に、与那旧林道を散策しました。
 金城さんは長い竿を手に、あちらこちらの植物を指し示しながら、その名前と特性、利用法などを目につくままに説明していきます。周辺で見られる植物100種ほどをリストアップした資料が事前に手渡されていたので、赤い新芽を芽吹かせたタブノキやアカメガシワ、おいしそうな実を付けたノボタンやハドノキなど、金城さんの口から次から次へと飛び出す植物名を資料で確認しながら、散策を楽しみました。
 森の中には、触れるとかぶれてしまう植物もあれば、逆にかぶれに利くという植物もあります。木の生長もさまざまで、センダンのように20年で木材として利用できる樹種もあれば、イヌマキ(チャーギ)のように80年の時を要するものも。楽しみながら、やんばるの森の奥深さに気づかされたツアーでした。

お問い合せ

■ 与那地区交流拠点施設「よんな〜館」 国頭村字与那68

■ 0980-50-1356

■ http://yonabaiten.ti-da.net/

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