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「勝山シークヮーサー花香り祭」の新緑登山

「自然の宝庫」といわれる、やんばるの森から都市近郊の森まで、一口に森といってもさまざまな顔があります。また、人によって森は生活の場にもなれば、仕事の場、娯楽や癒やしの場ともなります。
このシリーズでは、さまざまな顔を持つ、各地の森を訪ねていきます。

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☆ 山あいのシークヮーサー畑

 毎年、新緑のころに名護市勝山地区で開催される「勝山シークヮーサー花香り祭」。今年は3月12日・13日の日程で、勝山公民館をメーン会場に「ヒージャーオーラセー(ヤギ同士が角で闘う競技)」や「新緑登山」「勝山吟行・俳句会」など、多彩なプログラムで賑わいました。
 恒例プログラムのひとつ、「新緑登山」には、「安和岳・嘉津宇岳」と「古巣岳・嘉津宇岳」の二つのコースがあり、今回は後者に参加しました。シークヮー サー畑を巡る「花見コース」も予定されていましたが、今年は開花が遅れたので取りやめとなりました。
 まずは古巣岳(標高391メートル)に登頂してから、嘉津宇岳(同452メートル)を目指します。シークヮーサーの樹林に差しかかったとき、リピーターの方から「去年は花の香りに包まれて歩いたのよ」と、花盛りのころの様子を教えてもらいました。
 一帯の山々は、石灰岩が雨によって浸食されてできる、「円錐カルスト」と呼ばれる険しい地形をしています。登山道にも石灰岩が露出している場所があるので、滑らないように注意が必要です。道々、ムラサキケマンソウやセイタカスズ ムシソウ、ムサシアブミなど、季節の花々が目を楽しませてくれました。
 古巣岳からの眺めも素晴らしいのですが、嘉津宇岳からはより視界が開け、本部半島周辺はもちろん、沖縄本島の向こう側の太平洋まで見渡せます。風に吹かれて、しばし眺望を楽しんでから下山。5時間ほどかけて、ゆっくりと新緑の登山を楽しみました。

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☆ 勝山にあるものを生かす

 

 今年で12回を数える「勝山シークヮーサー花香り祭」。勝山区長の山城秀樹さんに話を聞きました。
「この祭りは勝山にあるものを生かしたもので、勝山の一大イベントなんですよ。
 勝山にはシークヮーサー農家が多いのですが、収穫を終えて、ちょうど花のころが農閑期になります。私たちは慣れてしまって何も感じませんでしたが、よそから来た人たちが「いい匂い」と言うのを聞いて、あらためてシークヮーサーの香りに気づかされました。また、シークヮーサーが健康によいと注目され、ブームにもなっていたので、地域の方々に協力してもらって、この祭りを立ち上げることになりました。
 ヤギを飼っている農家も多く、勝山の文化にもなっています。そこで祭りでは、ヤギ料理の出店もあれば、ヒージャーオーラセーも催しています。
 私が子どものころ、山は 遊び場でした。道がなくても、そこが岩場であろうとなんであろうと、ただ一直線に頂上を目指して登ったものです。今の子どもたちは山に行かなくなりました。山に親しんでほしくて、安和小学校では、毎年、安和岳への卒業登山を行ってきました。それもあって、昔、山でヤギの草を刈ったり、薪を取った経験のあるおじいちゃん、おばあちゃんから話を聞いて、登山道を整備しました。その後、祭りの企画をした際に、『新緑登山』もプログラムに入れ ました」

お問い合せ

■ 勝山公民館 名護市勝山467

■ 0980-53-8336

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