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殺処分ゼロを目指して! さくらネコTNR活動

全国各地に広がりを見せている「犬猫殺処分ゼロ」活動。殺処分を減らす手段として「公益財団法人どうぶつ基金」が無料で行っている猫の不妊手術「さくらねこTNR」が注目されています。この活動を多くの人に知ってもらうため民間ボランティア「琉球わんにゃんゆいまーる」では昨年12月17日、同基金の佐上邦久理事長による講演会を行いました。

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☆ さくらねこTNRとは

前日16日に行われた自治体関係者向けの講演会には、県内10の市町村から参加があり、一般向けの17日には個人のボランティアをはじめ50名あまりが出席。関心の高さがうかがえました。
 講演会で佐上理事長は、「猫は一度の出産で5~7匹の子猫を産み、1年に3回出産することができ、生まれた子猫は6カ月たつと妊娠が可能な年齢になる。残念ながらこうして生まれた野良猫の多くが殺処分されている。近年では多頭飼育崩壊なども増えている。これを防ぐ手段としてさくらねこTNRが有効だ。不妊手術をすることで不幸な命を減らすだけでなく、発情期の盛り声やマーキングによる尿のにおいが減る」と説明しました。
 さくらねこTNRとは、公園などに住み着いた野良猫に「不妊手術」を行い、元居た場所へ戻す活動で、一代限りの命を全うさせ、殺処分の減少を大きな目的としています。TNR とは、Trap(捕獲して)、Neuter(不妊手術をして)、Return(元の場所に戻す)の頭文字を取ったもので、手術済みのしるしとして耳先をさくらの花びらのようにV字型にカットしています。

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☆ 殺処分ゼロを実現するには

 

TNR後に実施した行政へのアンケートによると、「苦情が減った」「猫ボランティアとの関係が良くなった」、さらに「住民の理解が得られた」「餌やりボランティアさんのマナーが改善された」などの回答があったそうです。なかでも興味深いのが、実施経験数が多い地域ほど髙い効果が出ていることだそうです。
「野良猫の不妊手術で殺処分ゼロを実現するには、1速攻(スグやる)、2徹底(全部やる)、3継続(続ける)の3つが欠かせない。一度やったから満足ではなく、徹底的に継続することがゼロ実現につながる」と佐上理事長は話し、さらに自治体や動物病院の協力が必要だと強調しました。
 これまで沖縄県では、石垣市や名護市などの自治体で行われ、2016年からは琉球わんにゃんゆいまーるが「すんどぉー!沖縄さくらねこTNRプロジェクト(どうぶつ基金との協働事業)」として、沖縄市、那覇市、糸満市などで実施。約300頭のさくらねこが誕生しています。「V字にカットされた猫を見かけたら、一代限りの命だと思い温かい目で見守ってほしい。そして餌やりボランティアさんもマナーを守ってほしい」と呼びかけ、講演会は終了しました。

【ボランティア&支援募集】
不妊手術はどうぶつ基金が無料で行っていますが、猫の捕獲や世話などはボランティアの協力なくしてはできません。また、捕獲器やケージ、ペットシーツやフードなどの物資支援も寄付などで補っています。未経験の方でもできる簡単な作業なので、関心のある方は、“琉球わんにゃんゆいまーる”まで連絡してみてはいかがでしょうか。

お問い合せ

■ 琉球わんにゃんゆいまーる 

■ tsunagu_okinawa@gmail.com(畑井)

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