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5歳児たちの古巣岳・嘉津宇岳登山

 3月下旬、名護市「実りの里保育園」の「古巣岳・嘉津宇岳登山」に同行しました。この登山は同保育園年長組の春の行事のひとつですが、今年は雨続きで先送りになり、卒園式の翌日の実施となりました。

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☆ 自然の中で体を使って遊ぶ

 参加者は卒園者18名と岸本功也園長、保育士2名、保護者3名です。また、この日は名護市文化財保存調査委員会委員長の岸本林さんが同行し、山の魅力を教えながら、子どもたちの登山も見守ってくれることになりました。

 まずは古巣岳に登頂し、次に嘉津宇岳の頂上を目指します。道中、子どもたちは草の冠を編んだり花の蜜を吸ったり、どんぐりの実を拾ったり。自然との触れ合いを楽しみながら、しっかりとした足取りで前へと進んでいきます。石灰岩がむき出しになった難所に差しかかっても、大人の手など必要とせずに、軽々と岩をよじ登っていきます。

 同保育園の保育方針のひとつに「子どもたちの全面発達をめざすため、素足で水、砂、どろんこ遊び、散歩や自然の中で体を使った遊びを重視し、毎日生き生きと遊びきる保育を行う」があります。5歳児の卒園登山の様子に、日ごろの保育の成果を実感。そのたくましさに、びっくりするばかりでした。

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☆ 目に見える発達と見えない発達

 

 なかにはハンディキャップのある子もいて、ほかの子のように遊びながらの登山は無理な様子。みんなについていくだけで精一杯です。大人は手を貸すことをできるだけ控え、ほかの子たちの距離がどんどん広がっていき、ついには泣き出してしまっても、自分の足で歩き出すまでひたすら待ちます。 「子どもの発達には、目に見えるものと、目に見えないものがある。今日、最後までがんばり通すことで、目に見えないところで育ち、発達の可能性をさらに広げているのですよ」と岸本園長は話します。

 先に頂上に着いた子どもたちは、お弁当を食べたり景色を眺めたり、ままごと遊びをしたり。悪ふざけをするようなこともないので、足場の悪いところでも、安心して自由に遊ばせることができます。そうやって一番最後を歩く子がたどり着くのを、みんな静かに待っています。

 この日、子どもたちは4キロ強の山道を、8時間ほどかけて歩き抜きました。

 自然の中での遊びを通して、子どもたちは一人ひとりが違う個性を持っていることに気づき、それを受け入れたうえで、お互いを思いやる気持ちを育ててきたのでしょう。体と心の発達がつながっていることを知らされた登山になりました。

お問い合せ

■ 実りの里保育園 名護市宮里4-5-17

■ 0980-53-0720

■ http://www.minorinosatohoikuen.com

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