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ガーデニング

ハーブのある暮らし

マイ・ハーバル・ライフ

夏のハーブの定番は、何といっても「ラベンダー」でしょう。南フランス・プロバンス地方の石灰質の土壌と乾燥した気候に育まれ、夏には一面を美しい紫に染め、高貴な芳香を漂わせている姿に私もいつか合いたいとあこがれています。

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☆ ラベンダー雑感 翁長周子

 十数年前に能登半島のハーブ園で見たラベンダー、ハーブガーデンめぐりの旅で何度も訪ねた、神奈川県の「くりはま花の国」のハーブ園のラベンダー、新潟の小林さん夫婦の育てたラベンダー、仙台、名古屋、埼玉、山梨、千葉など、ハーブで繋がった方々からこれまでにいただいたラベンダーは品種も香りもさまざまで、その時の感動は今も香りと共に鮮明に記憶に残っています。

 北海道富良野の「ファーム富田」は有名で、お友達や家族とラベンダーを見るために旅行した方も多いことでしょう。「富良野のラベンダー」が多くの人々を魅了し、引きつけてやまないのは色と香り、そして雄大な北海道の風景に溶け込んだその姿でしょう。そこを訪れた人々を感動させる理由は、ラベンダーをこよなく愛し、畑を守り育てた富田氏とその苦労と努力をサポートしたご家族、町おこしに関わった人々とで織りなすドラマチックな「物語」があればこそだと思います。

 ラベンダーの精油成分に含まれるフラボノイドやタンニンには消毒、消炎、抗菌などの薬効があるとされ、石けんやシャンプー、化粧水、芳香剤など、多数の商品に使われています。精神的なストレスを和らげ、頭痛や不眠、不安やイライラを緩和して血圧を安定させ、心を穏やかに保つ効果が確認されているそうです。見た目だけでなく、メディカルハーブとしてのパワーを秘めた万能な植物です。

 遠く異国の地で生まれ育ったラベンダー。日本でもその爽やかな香りが「ラベンダーの香り」として認識され、花の紫色が「ラベンダー色」で通用するほどポピュラーなハーブになったのは、ラベンダーが持つパワーのおかげかもしれません。

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☆ 沖縄で育てやすいフレンチラベンダー

 

 高温多湿の沖縄の気候では栽培が難しく、鉢植えやフレッシュな切り花を見かけるのは夏の短い期間のみです。ガーデンに植えるなら、耐暑性のあるフレンチラベンダー系の品種をお勧めします。

■ラベンダーの分類と特徴
・イングリッシュラベンダー系

一般的な精油を取る品種。真正ラベンダー、スパイクラベンダー、スーパーセビリアンブルーなど。
・フレンチラベンダー系<半耐寒性>

精油にリラックス効果は認められていませんが、抗菌力に優れています。切れ込んだ歯状の葉で、花穂の先端にリボンのような苞葉があるのが特徴。フリンジドラベンダー、デンタータラベンダー、ストエカスラベンダーなど。
・プテロストエカス系<四季咲き性・非耐寒性・野生種>

観賞用で、いわゆるラベンダーの香りはありません。レースラベンダー、ピナータラベンダーなど。

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