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室内の湿気をコントロール。カビの発生を抑え健康・快適な空間に

高温多湿の沖縄では、室内空気の湿度をコントロールし、カビ被害を抑えることは、健康・快適な住まいづくりの必須条件です。湿気・カビ対策に有効な塗り壁材を紹介します。

メンテナンス

☆ 100%自然素材で、人に優しく、珪藻土の性能を最大限に生かす

「ミハマ通商株式会社」(沖縄営業所、豊見城市渡橋名)が製造・販売する「ケイソウくん」は、珪藻土を主原料に100%自然素材でつくられた塗り壁材です。優れた吸放湿機能により、室内の湿度をコントロールしてカビなどの発生を抑えるとともに、有害物質の吸着・分解、消臭などの機能を発揮します。販売開始から今年で17年目を迎えたロングセラー商品で、住まいの健康や快適な空間づくりを求める施主から多くの支持を集め、県内でも豊富な施工実績を誇ります。
 主原料の珪藻土とは、海底や湖底の堆積物の一種で、ガラス質の殻を持ったプランクトン(珪藻)が化石化したものです。この珪藻土の粒子を顕微鏡で拡大して見ると、1ミクロンにも満たない小さな穴が無数に空いており、その数は同じ多孔質材である木炭の数千倍といわれています。そしてこれらの穴が、余分な湿気や有害物質、においの原因物質などを内部に閉じ込めることで、さまざまな効果を発揮するという仕組みです。
 珪藻土のこうした性質を生かした壁材は、他にも多数開発されていますが、「ケイソウくん」が他と大きく異なるのは、自然素材である「石灰」で固めていることです。珪藻土はそれ単体で固めることができないため、建材として使用するには何らかの材料を加えて混ぜ固める必要があり、その際に多くの珪藻土商品では「合成樹脂」を用いています。合成樹脂を使うメリットは、塗りやすく施工スピードを高めることができ、コストダウンを図りやすい点です。しかし一方で、合成樹脂を入れることで珪藻土表面の穴がつぶれてしまい、調湿・消臭など肝心の性能を著しく低下させてしまう懸念があります。また珪藻土そのものは不燃性の材料ですが、合成樹脂が燃えやすい性質だと、万が一火災が発生した場合、着火して有毒ガスを発生する恐れがあります。
 その点、ケイソウくんに使われている石灰は、表面の穴をほとんどふさがず、珪藻土本来の性能が発揮されます。自然素材なので人にやさしく、シックハウスの心配もありません。

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☆ 石灰の働きで、有害物質の分解促進。専用の下地材でカビをダブルブロック

 

 珪藻土の固化に石灰を用いたことで、もう一つ優れた効果が現れました。石灰の働きにより、有害物質を吸着・分解し、消臭する機能が格段に高まりました。
 珪藻土は、余分な湿気を吸収するだけではなく、室内空気が乾燥すると湿気を放出し、快適な湿度環境を保とうとする性質があります。この湿気を吐き出すときに、珪藻土単体では、穴の中に閉じ込めた有害物質やにおいの原因物質まで一緒に放出してしまうことがありますが、ケイソウくんでは一度閉じ込めた段階で、石灰が無害化してくれます。石灰は漆喰(しっくい)の主原料として知られるように、強いアルカリ性を備えた材料で、各種病原菌やアレルギー原因物質を吸着・分解する性質があります。
 さらにこの機能を高める方法として、下地に骨材を混入した「専用ベース材」を用いると、より効果的です。ケイソウくん専用の下地材には、塗りやすさを重視した「アンダーカーボン」、吹き付け・ローラー仕上げに最適な「アンダーコート」など4種類の商品がありますが、石灰成分を含んでいるのは「専用ベース材」だけ。沖縄では、湿気と合わせてカビを気にする人も多いため、下地材の全出荷量に占める専用ベース材の割合は、他県をはるかに上回っているそうです。

☆ 全21種類の仕上げパターンを用意。全国でも沖縄は突出した施工実績

 

 ケイソウくんのカラーバリエーションは7種類。ホワイト、モミガラ、ベージュ、クリームなど明るめの色合いをそろえ、すべて自然素材を使って着色しています。表面のテクスチャーは、フラットな仕上がりの「Rグレード」、骨材・スサを含んだ「左官ノーマルグレード」、珪藻土顆粒を混入し荒々しい表情の「ワイルドグレード」の3種類があり、合計7色×テクスチャー3種類=21通りの仕上げパターンが楽しめます。
 施工方法は、左官コテ、ローラー、吹き付け、刷毛(はけ)などあらゆる道具を使用でき、刷毛で横にラインを引いたり、左官コテでラフな凹凸を付けたり、塗り方は自由自在。実際の仕上がりイメージをつかみたいときは、豊見城市渡橋名の「ミハマ通商 沖縄営業所」内に展示された、実物大の壁を使った施工サンプルを確認することもできます。
 また同社では、DIYでの施工を希望する一般の施主向けに、講習も行っています。好みの色と仕上げパターンを2種類選んで練習する2時間のプログラムで、講習後にはほとんどの人が問題ないレベルまで、施工できるようになるとのこと。なかには一軒丸ごと、DIYで仕上げた人もいるそうです。
 ケイソウくんの販売開始以来、沖縄での施工実績は4万5000平方メートルを突破しました。これは人口規模や単位世帯数を考えれば、地方圏では突出した数字であり、関東圏、関西圏に次ぐ多さとのこと。高温多湿の気候柄、湿気・カビ対策を気にかける人は多く、今後もますます需要を伸ばしそうです。

取材協力

■ ミハマ通商株式会社 沖縄営業所

豊見城市字渡橋名225

098-840-6980

http://www.mihamatsusho.co.jp/

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