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琉球ガラス&全国の地場商品

空間を仕切りながら光を通し、適度な開放感を保つガラスブロック。インテリアやエクステリアのデザインに気軽に取り入れられる2つの商品を紹介します。

メンテナンス

☆ 【琉球ガラス】色合いもサイズもオーダーメード

施主や設計者の要望に応じて、琉球ガラス職人が一点ずつ手作業で制作してくれるのが「株式会社恩納ガラス工芸育成センター」(恩納村冨着)です。建築用途の商品開発にも力を入れる同社では、ガラスブロックをオーダーメードで販売しており、色合い、大きさ、厚み、模様などを自由に相談しながら注文できます。
 ガラスブロックの制作は、型枠への流し込みが基本です。一個当たりのサイズと厚みを決めてステンレスで型をつくり、原料を入れて高温の窯で焼き上げます。人気のあるブルー、イエロー、オレンジ、透明などの単色ブロックだけではなく、ベースカラーとは別にガラス内部に他の色を混ぜ合わせることも可能です。仕上がりはどれも発色が良く色の奥行きを感じさせ、琉球ガラス特有の質感も備わっています。
 表面にテクスチャー(質感)やイラストなどを加えたいときは、特殊なファイバー素材(写真下)を用いて絵柄をガラスに転写する方法をとります。例えば表面にランダムな凹凸をつけるときは、ファイバー素材をカッターなどで削った上に型枠をのせて原料を流し込み、焼成後にファイバー素材を外すと、削り取った部分がガラス表面に写されるという仕組みです。
 イラストを入れるときも方法は同じです。ファイバー素材に鉛筆で下絵を描き、色付けに合わせて線や面を削り取り、一カ所ずつ顔料を変えていきます。これらはすべて職人の手作業のため、絵柄が複雑になるほど完成まで時間がかかります。
 またすべてのガラスブロックは、いうなれば正方形や長方形をしたガラスの塊のため、見かけ以上にずっしりとした重みがあります。大量に使用するとかなりの重量になるので注意が必要です。
 恩納村にある工房併設のショールームでは、インテリアの設置事例を見学できます。ガラスブロックだけではなくタイル、扉、窓、洗面ボウルなどの商品もそろい、琉球ガラスを用いた空間づくりのヒントになるかもしれません。

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☆ 【オンリーワンクラブ】13種類の商品ラインアップ

 

「株式会社新洋」(本社・浦添市西原)が参加する「オンリーワンクラブ」は、建築資材を扱う全国の中小卸売業者が集まり、商品の企画開発やカタログの出版などを共同で行うネットワーク組織です。各社の地域性や強みを生かすことで、今まで地元でしか知られていなかった品質の高い一点ものの商品なども多数取り扱い、現在は北海道から沖縄まで33社が加盟しています。
 本年度の商品の中には、ガラスブロック製品も多数ラインアップされています。デザイン別に13種類のシリーズをそろえ、表面形状や光の透過具合をそれぞれ選ぶことができ、カラーバリエーションも充実。さらにDIYでブロックを組み立てたい人のために、専用のキット製品も販売しています。
 実物のガラスブロックは、那覇市銘苅にある新洋のショールームでも一部展示していますが、基本的にはカタログから選んで発注します。サイズや重量はすべて規格化されているので、迷うことは少ないでしょう。
 一例を挙げると、スペイン製ガラスブロックには4つのシリーズがあり、その中の「ブライトシリーズ」(写真左)は、コバルトブルー、ターコイズ、スカイブルーなどの7色。サイズは190ミリ角で厚さが80ミリ、重量は2・3キロです。高い透明度を保ちながらも、光が当たるとウエーブ状に加工されたガラス全体に反射して、明るさを拡散しつつプライベート性もしっかりとキープしてくれます。
 表面形状の種類が豊富なガラスブロック(写真左)は、ダイヤモンド、オーシャンビュー、ウエーブなど8種類のテクスチャーがあり、それぞれ無色、ライトブルー、グリーンの3色から選べます。サイズは190ミリ角で厚さ95ミリ、重量が2・6キロ。独特の光の揺らぎ感があり、ブロックとして並べても単体で用いても、インテリアを華やかに演出してくれそうです。

☆ 建築構造用ブロックは、JIS製品のみ

 

ここまで紹介した恩納ガラス工芸育成センターのオーダーメードガラスも、オンリーワンクラブの商品も、用途は室内・屋外の装飾用に限られます。構造物の一部として用いる場合には、JIS規格認定のガラスブロックでなければいけません。
 JISの規定を見ると、外観、製造方法、サイズ、品質などが細かく規定されています。例えば外観は、60センチ離れた場所から見たときに泡や形状のひずみなどが確認できるものは不適合だったり、ねじれ強度や圧縮強さなどの品質も規定値が定められています。
 とはいえ、どちらのガラスブロックも「空間を仕切りながら光を通す」という性質は変わりません。用途に合わせて使い分けることができます。

■店名 株式会社新洋

■住所 浦添市西原5-7-1

■電話番号 098-878-9442 ■URL http://www.shinyo21.co.jp/

取材協力

■ 株式会社恩納ガラス工芸育成センター

恩納村字冨着85

098-965-3090

http://www.onna-glass-okinawa.co.jp/

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