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気になる土地の評価 File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

気になる土地の評価 File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

週刊かふう2018年11月2日号に掲載された内容です。

File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

3年連続して全国一の上昇率を遂げ、全国でも注目される沖縄県の不動産市況。今回は、浦添市と宜野湾市の地価動向についてみていきましょう。

気になる土地の評価 File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

浦添市に入って最初の駅となる経塚駅。沿線には商業施設も多く、生活に便利な住環境が整っています。モノレールが開通すると、利便性もさらに高まるでしょう

ますます高まる浦添市の不動産景気

 人気の高い浦添エリアですが、今後も発展が見込まれる地域のひとつです。2012年から始まったモノレールの延伸工事も、大方が完了し残すは細かい部分だけ、今後は試験運転などが実施されていくでしょう。当然、延伸により利便性が向上するので地価の上昇も顕著になってきます。経塚駅に近い(浦添-11)などでは、利便性の向上が見込まれるため9.4ポイントも上昇しています。
 同様に道路のインフラ整備も見逃せない要因の一つです。4月の浦添北道路の開通により58号の渋滞が緩和され那覇中心部への時間距離が短縮されました。道路インフラが整備されると周辺地域への時間距離が短縮されるので、相対的に割安な地域の地価上昇が顕著になる傾向があります。また、浦添市では住宅地だけでなく58号線沿いの商業地の地価も高い上昇がみられました。自動車ディーラーや商業施設が立ち並ぶ城間(浦添5-3)は14.6ポイントもの上昇を見せています。

気になる土地の評価 File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

西海岸道路の開通でますます便利になった宜野湾真志喜地区は、戸建て住宅やマンションが立ち並びます。教育施設も近く公園も充実した住み良い環境が人気の理由です

宜野湾市の注目ポイント

 宜野湾市では、宇地泊地区の地価上昇が顕著です。物件にもよりますが、那覇市より高い取引が見られる場合もあり、その影響で、大山(宜野湾-5)では11.5ポイントも上昇しました。
 これは、土地区画整理事業の効果が大きな要因とされますが、加えて、浦添市と同じく道路インフラの整備(西海岸道路)でさらなる地価上昇に拍車がかかります。前述のように道路を整備すると、時間距離が短縮され利便性が向上しますから、その結果、地価が安い地域の需要が高まり、周辺地域の地価が上昇していくわけです。ここ数年で地価上昇が顕著になった八重瀬町や豊見城市もこの例に当てはまります。

区画整理と道路整備の相乗効果

 これら二つの要件によって、地価の上昇がより顕著なものとなっているのは見逃せないことです。浦添市や宜野湾市は、今しばらく地価が上昇していく可能性が高い地域といえるでしょう。また、そこに隣接するエリアも今後、注目されてくるはずです。
 次回は沖縄市・北谷町の不動産市況についてみていきます。

気になる土地の評価 File.7 浦添市と宜野湾市の不動産市況

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