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気になる土地の評価 File.10 八重瀬町と南風原町の不動産市況

気になる土地の評価 File.10 八重瀬町と南風原町の不動産市況

週刊かふう2019年2月1日号に掲載された内容です。

File.10 八重瀬町と南風原町の不動産市況

全国的にも注目される沖縄県の不動産市況。今回は、新たな那覇のベッドタウンとして注目される八重瀬町と南風原町の地価動向についてみていきます。

気になる土地の評価 File.10 八重瀬町と南風原町の不動産市況

八重瀬町のメインストリートの国道507号線。写真は東風平エリア。道路整備が進められており、道幅が広く見通しが良くなりました。道路沿いにはスーパーや商業施設が立ち並びます

バイパスの供用開始で時間距離が短縮

 前回、豊見城市も糸満市も、豊見城道路の供用開始により那覇市や那覇空港までの時間距離が改善されたというお話をさせていただきました。
 実は、今回の南風原町も八重瀬町もそのような状況にあります。国道507号線(通称津嘉山バイパス)の供用開始によって、特に八重瀬町は那覇市までの交通利便性が格段に上がりました。
 このバイパスは国道329号線につながったのですが、この329号線は那覇インターにも那覇市役所方面にも行ける利便性の高い道路です。すなわち、主要な地域への時間距離がぐっと近くなったということです。例えば、朝の出勤時に首里駅から那覇市役所へ車で向かうとすると、大きな道路がないため渋滞しがちです。ところが八重瀬町からはこのバイパスと国道329号のおかげで首里から那覇市役所にむかうのと時間的には大してかわりません。南風原町の津嘉山地区においては、首里地区よりも早く到着できるようになったのではないでしょうか。

気になる土地の評価 File.10 八重瀬町と南風原町の不動産市況

那覇東バイパス(国道329号線)とつながった津嘉山バイパス(国道507号線)。写真は津嘉山エリア。交通利便性が上がり周辺には生活に便利な商業施設が充実

土地区画整理事業が地域発展の鍵

 この利便性に加え、土地区画整理事業が進む八重瀬町伊覇地区などは、地域が発展し一気に様変わりしました。バイパス沿いには全国チェーンのFC店が進出しているほか大手スーパー、金融機関やコンビニなどがあって全く不便はありません。それにもかかわらず、地価は八重瀬(県)-1が1㎡あたり5万3400円で首里地区の半分くらいです。
 那覇市まで近く、区画整理が進み環境条件も良好、お店もいっぱいあり、しかも那覇市の地価より格段に安いわけですから、八重瀬町が沖縄県でトップクラスの地価上昇を示すのは当然なことです。
 八重瀬町の北に位置する南風原町は、那覇市とも隣接し利便性の高い地域としてもともとから注目されていました。地域環境はかなり熟成している感もありますが、やはり津嘉山周辺の土地区画整理事業地で注目度がさらに増してきたようです。
 前述の八重瀬町と同様、利便性が非常に高い地域となっています。土地区画整理事業はまだまだこれからなので、発展していくことは間違いないでしょう。実際、南風原5-2は1㎡あたり13万3000円と那覇市と同じくらいの地価水準になっています。今後も発展が期待できる地域なので、那覇市の一部の商業地よりも高くなるのではないかと予測されています。
 次回は、中城村、北中城村、西原町についてお話します。

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