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稲嶺さんの相続・終活知恵袋 vol.1認知症リスクと「その時」に備える知恵

稲嶺さんの相続・終活知恵袋 vol.1認知症リスクと「その時」に備える知恵

年齢を重ねると誰にでも起こり得る「認知症」。いざというときに慌てないよう、事前にできる備えがあるのをご存じですか?
今月は、認知症によって起こるリスクと、その備えについて具体例を交えてわかりやすくご紹介します。

週刊かふう2025年5月9日号に掲載された内容です。

稲嶺さんの相続・終活知恵袋 vol.1認知症リスクと「その時」に備える知恵

よくある落とし穴
「認知症になったら、何もできなくなるの?」

 83歳の山城さん(仮名)は、最近もの忘れがひどくなり、ついに医師から「認知症」の診断を受けました。家族は心配になり、自宅の名義変更や預金の引き出し、将来の介護施設への入所準備を進めようとしました。
 ところが……、

●自宅の売却 → 本人の意思確認ができないと契約できない
●預金の引き出し → 家族であっても勝手にお金は動かせない
●遺言書の作成 → 意思能力が不十分な状態では作成できない

 このように、認知症になると「法律上の契約行為」が一切できなくなる可能性があります。家族が手続きを進めたくても、本人の代わりに動けないことが多いのです。準備していなかったばかりに、「何もできなくなる」という落とし穴に陥ることも少なくありません。


稲嶺さんの相続・終活知恵袋 vol.1認知症リスクと「その時」に備える知恵

稲嶺さんの知恵袋
成年後見制度と家族信託、どちらを選ぶ?

認知症による意思能力の低下に備える制度として、「成年後見制度」と「家族信託」があります。それぞれの特徴と注意点を知り、目的に応じた備えを検討しましょう。

稲嶺さんの相続・終活知恵袋 vol.1認知症リスクと「その時」に備える知恵

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