寿ちょっぴりDIY #2 材料費1,000円 おしゃれハンガーラック
週刊かふう2025年5月23日号に掲載された内容です。
幅広く活用できるハンガーラック
お部屋の衣類やカバン置き場として部屋の整理整頓に活躍してくれるハンガーラック。最近ではおしゃれにディスプレイして衣類やカバンの「見せる収納」にも一役買ってくれるアイテムです。
また、梅雨時期に気になるのが雨で濡れた雨具やかばんの置き場ではないでしょうか。ハンガーラックを玄関横に置いておけば、濡れた雨具をかけて乾かしておいたり、衣類やカバンを一時的に置いたりして活用できます。
材料1つでリーズナブルにできる
材料として使用するのは壁や天井の下地として使われる胴(どう)縁(ぶち)という木材。材料はこの胴縁のみで材料集めに手間がかからないことがポイントです。また、胴縁は値段が手ごろなため、制作費用は約1000円とリーズナブルなのも魅力。
さらに、ハンガーラック制作に必要な胴縁の寸法も120cmが4本、45cmが10本の2パターンと少ないため、簡単に材料準備ができます。なお、有料ではありますがホームセンターなどでは木材をカットしてもらうこともできるので、胴縁のカットに不安や手間を感じている方は利用してみてはいかがでしょうか。
今回、仕上げにはオイルフィニッシュを使用し、木目や風合いを生かす仕上げにしていますが、お部屋の雰囲気や好みに合わせてペンキなどで好きな色に塗装してもオッケー! 家族のライフスタイルに応じて活用でき、材料準備も簡単なハンガーラック。一緒にDIYしてみませんか?
所要時間 約2時間(塗装の乾燥時間は除く)
手順(詳細は動画を確認してください)
01/Ⓐに印をつける
Ⓐの切り口の一方の面に中心の印をつける。壁にマスキングテープで40cm幅の印をつけ、Ⓐの端の内側をマスキングテープの印に合わせ、脚の角度を決める。(2本が同じ高さになるように、写真右のように胴縁の端材で高さを揃えると良い)
02/Ⓐを固定
①で決めた脚の幅(40cm)とⒶの中心の印がずれないようにし、2本が重なっている部分をキリで下穴をあけてからビスで3カ所留める。(以降もビスで留める際には先にキリで下穴をあける)残りのⒶ2本も同様に固定する。
03/ハンガーポールⒷつける
Ⓐ2組が内側に対になるようにし、ハンガーポールⒷの位置を決める。この時、Ⓐの2本が重なって手前に出ている部分と反対側のⒶは奥になっている部分でⒷを挟み(写真左)、Ⓐの頂点から8cmのところに配置しビスで2カ所留める。
04/ⒶにⒸを固定する
Ⓒの位置は胴縁の高さにし、Ⓐの外側からビスで2カ所留める。このとき、2カ所一気に留めるのではなく、Ⓒがずれないように確認しながら1カ所ずつ反対側と交互にビスで留める。(ビスは8割留めて、最後にしっかり留めるようにする)
05/Ⓒの上にⒹをつける
Ⓒの両端の上にⒹをⒸに対して90°になるように置く。(写真中)、反対側は端材を挟んでⒸと90°になるように配置し(写真右)、ビスで2カ所留める。
06/Ⓒを均等割りし、Ⓓをすべて固定する
Ⓒを均等割り(Point参照)し、印をつける。印に沿ってⒹの胴縁5本をⒸに置く。1本につき両端を2カ所ずつ計4カ所ビスで留める。
07/Ⓐの底面を整える
Ⓐを押さえて固定し、側面にさし金を地面と垂直になるようにあて、地面と平行に印をつける。他の3本のⒶも同じように平行に線を引き、のこぎりでカットする。切った面はサンドペーパーで研磨して整える。
08/塗装して完成
最後に全体に塗装をする。オイルフィニッシュはハケやウエス(布)を使用し、何度か重ね塗りをすると色に深みが出る。塗装後は1日よく乾かして完成。