寿ちょっぴりDIY #3 断熱・遮熱対策に!窓用フィルムの貼り方ガイド
週刊かふう2025年6月27日号に掲載された内容です。
夏本番を迎える前に、しっかり対策しよう!
これから本格的な夏に向かって気温が高くなり、お家の中では扇風機やエアコンを使用して室温を調整している方も多いのではないでしょうか。エアコンや扇風機などの使用が増えると気になるのが電気代の増加。家計のため、環境のため、なるべく電力の消費を抑えたいと頭を悩ませていませんか? 今回は、そんな夏のお悩み解消に一役買ってくれるガラスフィルムの貼り方を紹介します。
メリットがいっぱい! 窓用フィルムの効果
ガラスフィルムはホームセンターや通販などで購入することができ、水だけで貼れる手軽なアイテムです。種類も豊富で、その効果や機能もさまざま。断熱・遮熱効果のあるガラスフィルムは外部の熱が室内に伝わるのを防ぎ、太陽光の反射による室温の上昇を軽減できることが特長です。エアコンや扇風機などと併せて使用することで室内環境を快適に保つことができます。紫外線カット効果があれば強い紫外線から家具や畳の日焼けを防ぐこともできるため、沖縄のように夏日が長く続き、日差しが強い地域では、そのメリットを大いに感じられるでしょう。
ほかにも室内の目隠しとして貼ることで、家族のプライバシーを保護することも可能。また、フィルムとガラスが密着することで強度が増すので防犯対策にもつながります。
その他にも多くの利点を持つガラスフィルム。家族や個人の目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
※網入りガラスなどは熱割れのリスクがあるため、対応している窓用フィルムを使用してください。
所要時間 約30分(乾燥時間は除く)
手順(詳細は動画を確認してください)
01/窓の周囲を養生する
窓の掃除や窓用フィルムを貼る際に、周囲が濡れてしまわないように養生テープで窓の周囲を養生する。特に窓の下部分は広めに養生しておく。
02/窓の掃除をする
スプレーボトルに水100ccに対し、中性洗剤1滴を混ぜた水溶液をつくる。窓に水溶液を噴きかけ、キッチンペーパーやスクレイパーを使って磨き、きれいになったらワイパーで水気をきる。
03/窓用フィルムをカットする
窓の寸法を測り、プラス2~3㎝の長さで窓用フィルムに線を引き、ハサミでカットする。
04/窓に窓用フィルムを貼る
窓に水溶液をまんべんなく噴きかけておく。窓用フィルムを半分程度はがし、窓用フィルムと剥離フィルムとの間にも水溶液をたっぷりかける。窓用フィルムを窓の上部に合わせ、水溶液を噴きかけながら剥離フィルムをはがし、貼り付けていく。
05/水抜きをし、フィルムの余分な部分をカットする
スキージーを使い、窓の中央から外側に向かって気泡や水分を抜く。窓用フィルムの四隅を先に三角にカットする。周囲の余分なフィルムは写真右のように、ものさしを窓に沿わせ、厚みを利用して窓用フィルムとサッシの間に2mm程度の隙間をつくりカットする。
06/再度、水抜きをしてフィルムを乾かす
再度、スキージーを使って気泡や水分を抜く。最後にキッチンペーパーで包んだスキージーをフィルムの端に当て、余分な水分を取った後、1日乾かして完成。