寿ちょっぴりDIY #5 キャンプや夏休みに大活躍! 「板を挟むだけ」の組み立て式シェルフ
週刊かふう2025年8月22日号に掲載された内容です。
省スペースで持ち運びも簡単な組み立て式シェルフ
ここ数年人気が高まっているキャンプ。家族や個人で宿泊を伴うキャンプや日帰りのデイキャンプを楽しんでいる方も多くなってきました。そんな注目度の高さから、キャンプグッズも種類が豊富になってきました。用途や楽しみ方に合わせてデザイン性や機能性の高いグッズを集めて、気分を高める方もいらっしゃるでしょう。今回はキャンパーにもそうでない方にもオススメな「板を挟むだけ」の組み立て式シェルフの作り方を紹介します。
ライフスタイルに合わせて
いろいろな用途で使用可能
屋外のキャンプにこのシェルフがあれば、キャンプグッズを地面に置かずに収納できるため、調理器具や食器、食材などを地面の泥や水から保護することができます。また、見た目もおしゃれで必要な道具の整理整頓ができるので、より快適なキャンプを楽しむことができます。
キャンプ以外にもさまざまな使い方ができるのもポイント。お部屋の観葉植物を並べてディスプレーしたり、ラックを組み合わせて簡単な収納棚として活用したりライフスタイルやアイデア次第で何通りもの使い方が可能。もちろんDIYをする際にこのシェルフに道具を並べておけば、必要なときに手に取りやすく作業もはかどります。また分解して収納できるので、車の中やお部屋のクローゼットで管理がしやすいのも特徴です。
今回は1×4材2枚を組み合わせて1段分の天板として使用。荷物を多く置きたい方は1×4材を追加して天板の幅を変えてみたり、脚の高さを変えてみたりアレンジしてもいいですね!
手順(詳細は動画を確認してください)
01/板の取り付け位置に印をつける(墨付け)
写真左のように脚を作る。Ⓐとなる25×50㎜角材は図のように短辺の中心に印をつける(6本)。Ⓑは写真中央のように切り口に中心の印と写真右のように中心線を引いておき、Ⓐ1~Ⓐ3の固定位置がわかるようにする。
02/脚の組み立て1 Ⓐ1とⒷ1を組付ける
Ⓐ1がⒷ1と接着する面にボンドを塗り、手順①でつけた印に合わせ、ビスで2カ所固定する。(写真中央のようにⒶの下に適当な厚みのある板などを置くと安定して作業ができる)組付ける際は、かさしがねで直角(90度)を確認するとよい。
Point
2本目のビスは1本目の位置とずらして固定するとより強度が増します。また、ビスは8割締めて固定し、仕上げで完全に締めると組み立てがスムーズにできます!
固定後にボンドがはみ出している場合は、きれいにふき取り、塗料がきれいにのるようにしましょう。
03/脚の組み立て2 Ⓐ2、Ⓐ3をⒷ1に組付ける
写真左のようにⒶ1の下面から24㎜(1×4木材の厚み19㎜+5㎜)の位置にⒶ2、Ⓐ3はⒷ1の下から上10cmの位置に配置し、手順②と同様に、ボンドをつけてからビスで固定する。最後にⒷ2とⒶ1~3をビスで固定させ脚1組が完成。同じように手順①~③の流れで、反対側の脚を作る。
04/両脚の底面を整える
両脚に天板を通してシェルフを仮組み。この時、脚の内側の角だけが床に接している状態なので、写真左のように床と水平になるように脚の側面にさしがねをあて、3方向から線を引き、線に沿ってのこぎりで切り落とし、切り口はサンドペーパーで軽く整える。
05/塗装して完成
脚2組と天板4枚を塗装し、乾かして完成。