寿ちょっぴりDIY #6 賃貸でもOK! 2×4材とアジャスターで作る壁面収納
週刊かふう2025年9月26日号に掲載された内容です。
穴を空けないから賃貸住宅でも設置可能⁉
収納を増やしたいけれど、スペースが限られていて、これ以上家具を増やせない……そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。さらに、賃貸住宅では退去時に原状回復の義務があるため、DIYで造り付けの収納を作るのは難しいと諦めている方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にぜひ試していただきたいのが、「壁を活用した収納術」です。ホームセンターで販売されている専用のアジャスターと2×4材を使えば、壁や天井に穴を空けることなく、快適な収納スペースを作ることが可能です。
※設置の際はアジャスターの説明書をよく読み、安全上の注意を確認してください。
DIY初心者にも人気!
2×4材とは?
2×4材(ツーバイフォー材)とは、アメリカ発祥の建築規格に基づいた木材サイズのことで、DIYや住宅建築で広く使われています。名前の通り、断面サイズが「2インチ× 4インチ」の角材を指します。
2×4材は規格が統一されているため、全国どこでも同じサイズの木材が手に入るのが魅力。価格も手頃で、切断・釘打ち・塗装などの加工が簡単なため、DIY初心者にも人気の素材です。
用途にあわせて
自由にアレンジ!
柱を設置すれば、棚板を取り付けて本棚にしたり、壁面に有孔ボードを組み合わせてアクセサリーやキッチン用品を吊るして収納したりと、アイデア次第でさまざまな収納が作れます。
さらに、観葉植物やアートを飾れば、収納だけでなくインテリアとしても楽しめる空間に早変わり。使う場所や目的に応じてレイアウトを自由に変更できるので、暮らしにぴったりの収納が実現します。
手順(詳細は動画を確認してください)
01/天井の高さを測る
柱となる2×4材の長さを決めるため、天井の高さを測る。天井の高さからアジャスター指定の長さを引いた長さが柱の長さになる。
02/柱の設置間隔を決める
柱は天井のしっかりとした部分に設置する。壁の中に柱(間柱)やコンクリートの梁がある場所を選ぶ。
03/2×4材をカットする
柱2本、棚板2枚をのこぎりでカット。棚板は柱を立て、内寸を測り、測った長さに合わせてカットする。
04/柱を設置する
柱の上下にアジャスターをはめ、床と天井にしっかり突っ張るように設置する。写真右のように柱が平行になっているか水平器を使って確認する。
05/棚受けを設置する
棚板を設置する高さを決め、2本の柱にそれぞれ印をつける。印に合わせてL字金具をビスで打ち込み棚受けを設置する。この際、ビスの8割はインパクトドライバーで打ち込み、最後は手締めにする。
06/L字金具に棚板を組み付けする
L字金具の上に棚板を置いて水平になっていることを確認し、ビスでL字金具と棚板を組み付けて完成。
部屋の雰囲気に合わせて柱や棚板を塗装したり、柱を追加して収納スペースを増やしても◎