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納得! 目からうろこの土地評価 File.24 コロナ禍でも揺るがなかった地域

納得! 目からうろこの土地評価 File.24 コロナ禍でも揺るがなかった地域

新たな視点で不動産市況や注目ポイントを考察する本コラム。前回、前々回はコロナ禍で大きく下落したエリアを取り上げましたが、今回は困難な時期にあっても資産価値を維持した地域について見ていきましょう。

週刊かふう2026年1月9日号に掲載された内容です。

上がり続けた一年

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨年を振り返ってみますと、沖縄県の不動産市況に影響を与えるようなことが数多くありました。相変わらず高止まりが続く建築費、土地価格の上昇、家賃や地代の値上がり、物価高騰、観光客の増加——この観光客の増加に伴うホテル開発の活発化、さらには「ジャングリア」の開業などなど、挙げればきりがありません。ゴルフが好きな私としては、ゴルフのプレー代が上がったことが痛かったですが、みなさんの回りでも「いろいろなものが上がった1年」だったのではないでしょうか?

「横ばい」が示す底堅さ

 さて前回は、コロナ禍において下落幅が大きかった商業地について見てきました。今回は住宅地に目を戻し、コロナ禍で明暗を分けた住宅地、すなわちコロナ禍でも「地価が上昇した地域」と「下落した地域」の違いについて考えてみたいと思います。
 【表】は令和3年地価公示における住宅地の上昇率トップ10、【表2】は同年の下落率トップ4です。いずれもカッコ内は令和2年地価公示の数値を示しています。
 なお、下落率ランキングの5位は±0%、つまり横ばいだったのですが、この「横ばい」の地点は50地点以上にのぼります。那覇市、宜野湾市、石垣市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、宮古島市、南城市、本部町、北中城村など、実に多くの地域で地価が踏みとどまっていました。

納得! 目からうろこの土地評価 File.24 コロナ禍でも揺るがなかった地域

逆境の中でも価値を守った地域とは

 とまぁ、ここまでの内容は前回、前々回と重なる部分もありますが、改めてみると、どうでしょうか? このような困難な時期にあっても資産価値を維持した地域が、わかりましたでしょうか?
 正解は、「北谷町」です。 北谷町の住宅地は、コロナ禍においても地価がまったく落ちませんでした。

 厳しい環境下でも地価が上昇する、あるいは維持されるということは、その地域が持続的に発展していることの裏返しとも言えます。今後も期待できるエリアではありますが、一方で地価水準がかなり高くなっている点は、やや気がかりなところです。
 次回は、商業地において「下落した地域」と「上昇した地域」を比較しながら、その違いを見ていきたいと思います。

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