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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

ライフスタイル

かしこいリノベ ♯4

かしこいリノベ ♯4

週刊かふう2020年8月7日号に掲載された内容です。

優先させたいことは?

 リノベーションのカタチは、人や家族によって異なるものです。家族に合わせた居室の数、ライフスタイルに沿った生活動線や家事動線、趣味の道具の収納計画など、元は同じような間取りでも、全く違う空間ができあがるのもリノベーションの面白さともいえます。
 人によって個性が出るのがリノベーションですが、だからと言って要望の全部を叶えるのは難しいことです。私の仕事では、最初に依頼主から要望を聞き、私の方で大まかな優先順位を決めてプランを進めていきます。打合せを重ねていくうちに、依頼主もフワッとしたイメージから優先順位が見えてくるので、そうなってくるとプランの進みが早くなってきますね。
 私の家のリノベでは、飼っている2匹の猫が最優先でした。それに夫(依頼主)の要望を確認しながら、自分のやりたいことやインテリアスタイルを決めていきました。大幅なプラン変更が2回あり、こだわるところを優先させながらようやくプランが完成しました。長かったです(笑)。

かしこいリノベ ♯4

築26年の中古マンション 構造:鉄筋コンクリート造8階建て 専有面積:98.13㎡(約29坪)
白をベースにしたナチュラルスタイル。家族の寛ぎを最優先に、壁や床、造作物はすべて解体したフルスケルトンのリノベーション。キッチンも両サイドから回遊できるアイランド型に変更し動線の向上を図った。

テーマを確立する

 個人的な意見ですが、家の印象はリビングで決まると思っています。個々の部屋も大事ですが、まずはリビングから統一感を持たせる。そのことで全体のイメージは自ずと決まってくるものです。ポイントは、テイストを一つに絞ること。テイストとは好みや趣味ということになりますが、どんなスタイルがあるかは、代表的な5つをイラストにしたので参考にしてみてください。違った言葉もあるでしょうが、大体はここから派生したもの。5つのどれかに当てはまると思います。
 もう一つは、使う色の取り合わせをベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3つに分けて考えることです。ベースカラーは天井や壁、床などの部屋のほとんどを占める色のこと。メインカラーはソファーやテーブルなど大きめの家具の色。アクセントカラーはクッションなどの小物の色のことです。配色の比率は70:25:5で考えるとバランスが取れるといわれています。

 リノベの決め手は、自分の好きなスタイルをみつけてコーディネートすること。どこにも縛られない自由な発想も大事ですが、ライフスタイルに合わせた空間づくりを心掛け、毎日がわくわくする住まいのカタチを考えてみましょう。大切なのは、自分の生活の中で優先させたいことは何かを見つけることです。
 次回からライフスタイルに合わせたリノベーション実例を紹介していきます。ご期待ください。

かしこいリノベ ♯4

かしこいリノベ ♯4

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