木造住宅ならではの自由設計と職人技が叶える理想の家づくり
明るく開放感のある21帖のLDK。オール電化のキッチンにも奥さまの希望を取り入れて小さなパントリーを造作
自由度の高い設計と細やかな造作でどんなプランにも対応
2006年の首里城の復元工事で陣頭指揮を執った宮大工・西武彦氏が創業した西建設。来年50周年を迎える同社の木造住宅は、日本建築の伝統工法を踏襲した太い梁や重厚感ある木の家というイメージが先行しますが、意外にも手掛ける住まいのプランニングは多種多彩です。
ナチュラルな白壁のカントリー調の家や、ディティールに遊び心あるスタイリッシュな家、北欧風のモダンな家、瀟洒(しょうしゃ)な外人住宅風の家……。間取りや予算、屋根や外壁、玄関まわりの外装から、内装や造作家具に至るまで、お客さまの要望一つひとつに寄り添い、理想の住まいを叶えてくれると好評を博しています。
例えば、先月八重瀬町に完成した2階建て4LDKの住宅。お客さまは、シンプル&ナチュラルなテイストと大容量の収納を希望していました。そこで、玄関横に自転車なども収納できる大型シューズインクローゼットを設えたほか、1階に3帖ほどのファミリークローゼットを設置。ここに家族4人の物を収納し、各個室の収納は必要最低限に抑えて部屋を広く使える工夫をしました。
外装は、コロニアル葺きの屋根、タイル調のサイディングの外壁に木目調のグリーンの玄関ドアをアクセントに。実はこの玄関ドアはアルミ製。沖縄は塩害で錆が発生しやすいため、錆に強いアルミを採用しました。このようにお客さまの要望に加え、プロの目で見て必要と思われるプランも細やかに提案しています。
オール電化が標準装備安心・安全な木の住まい
自然素材の木造住宅は、そのリラックス効果や断熱性の高さ、調湿性などのメリットが多くあります。しかし一方では、構造の強度やシロアリなどへの不安の声がいまだ聞かれるのも事実。
西建設が手掛ける住まいは、木造の基本である在来工法で、建物の骨組みにあたる柱や梁などに使用するのは飫肥(おび)杉。昔から木造船に使われてきた木材で、油分を多く含み、湿気に強いことが特長です。この飫肥杉を伝統的なモジュール(基本寸法)である厚さ4寸(12 )に加工し、安定した品質を確保したうえで組み上げていきます。
在来工法は、金物をほぼ使わずに組み立てていく技術ですが、地震や台風の揺れに対する強度は、太さ10 5×4 5 の筋交い(すじかい)に加え、金物も使って補強。
また、シロアリ対策については、すべての構造材に加圧注入処理という方法で、木材の内部深くまで防蟻・防腐剤を浸透。さらに基礎パッキンや土台水切りにシロアリ対策を施すことで、蟻害の10年保証を実現しています。
設備では、オール電化を標準装備にしていて、火災のリスクが低く木造住宅と相性のよいIHクッキングヒーターや、環境にやさしい給湯設備「エコキュート」で、省エネや経済性を意識したライフスタイルを提案。
お客さまごとに理想とする住まいはそれぞれ。そのどんなご要望にも全力で応え、お客さまにとってベストな家づくりのお手伝いをしています。