台風シーズンに役立つ商品を提供 現場の状況に応じて、加工から施工までフルオーダーで対応
うるま市にある沖縄支店は2014年にオープン。事務所のある敷地内に自社工場と展示場を併設
沖縄で培ったノウハウをアジア各地へ展開
1963年に大阪で創業されて以来、「北海道から沖縄まで安心と信頼の全国ネット」で、アルミ製品の加工・販売・施工を一貫して手掛けている日昭株式会社。2018年5月の北海道への本社移転に続き、昨年3月1日には、社名を「日昭アルミ工業」から「日昭」に変更。アルミ建材に限らず暮らしを快適にする建材・エクステリアを追求し続けています。
沖縄支店長の小野百千万さんは北海道出身で、北海道支店(当時)での勤務も経験。
「わが社の特徴として、支店ごとに手がける商品が異なることが挙げられると思います。例えば沖縄での主力製品といえば雨戸ですが、北海道では製作していません。課題も異なり、北海道では雪ですが、沖縄ではやはり台風対策ですね」
いよいよ間近に迫った海外進出もまずはタイを手始めに、沖縄で培ったさまざまなノウハウを生かし東南アジア各国へとフィールドを広げていく予定です。
現場の要望にきめ細やかに対応
同社の台風対策商品の目玉は「雨戸」「面格子」「カーポート」の3つ。特に、毎年夏が近づくと、雨戸の発注が激増するそうです。
同社の雨戸は戸厚43㎜で、強度の高さが特長です。
「台風の被害を受けたため取り付けたいと訪れる方が多いですね。近年は沖縄でも木造住宅が増えましたが、RC住宅と木造住宅ではサッシの枠のサイズが微妙に異なるので、今年は木造住宅のサッシに合わせたサイズの雨戸を開発しました。また、最近人気のサッシの色に合わせて、シャンパングレーの新色も追加しています」と、現場の要望に合った商品を新発売しています。
また、防犯対策で施工されることの多い面格子ですが、台風の際の飛来物防止の役割も果しています。縦や横、ダイヤなど格子のスタイルもさまざまで、また桟の幅も10センチを基本として要望に応じて製作しています。
カーポートは、雨や紫外線から車を守ってくれるものですが、台風で屋根が飛ばされたり、傾いてしまっては、かえって大事な車を傷つけることになりかねません。
「沖縄の耐風圧性はJIS規格で46メートルとされていますが、わが社の製品はその規格をクリアしています。1台用から3台用まであります。近年の強大化した台風でも、被害報告はありませんでした」と、その強度は実証済みです。
豊富なラインナップの展示場
営業の佐久本芳貴さんに事務所に併設された展示場と工場を案内してもらいました。台風対策商品はもちろん、網戸、門扉や手すり、樹脂性のぬれ縁などのエクステリア商品まで、幅広く展示されています。
「平日の見学は自由ですが、土・日に限り予約が必要になります。要望があれば現場に出向き、見積書を提出という流れになります。見積もりは無料です」と佐久本さん。工事までに2~3週間ほどかかりますので、台風シーズンの前に早めの対策をお勧めします。
日昭株式会社 沖縄支店
TEL.098-923-3700 https://www.nissho-grp.co.jp/