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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

外人住宅を模した外観。開放感いっぱいの大空間は、リゾートのコテージのよう。広々とした庭には石垣と植栽を施し、奥さまが希望した菜園も造成

本当に住みたい家を求めて

施主の理想をよりよく叶えるために、“アイデアに富んだ住みやすさ”を数多く実現させてきた有限会社未来建設の新事業「コンサル未来」。間もなく完成する恩納村万座毛近くの新築住宅にも同社の独自性が発揮されています。
施主は、沖縄移住に向けて新築計画を練っていた岡田友嗣さんと奥さまの薫さん。同社との出会いのきっかけは、道路沿いで目にした「未来へ」という看板でした。依頼の決め手となったのは「既存の枠には収まらない、多彩なアイデアで家づくりをしていること。実際に、僕らの考える家のイメージやライフスタイルを伝えると『面白い！』と乗ってくださったんです」。沖縄の外人住宅のようなシンプルな造りが理想、不要な内装は省く、その代わりにこだわりのある家具やインテリアで自分たちらしい空間を作っていきたい──そんな岡田さんの思いを受けた同社の岡代表とのやりとりは半年にわたり、じっくりと練られて生まれた家づくりのコンセプトは「ホテルライク」。フルオープン窓を開くと、すぐに豊かな植栽が眺められる大空間が広がり、リビングとキッチン、ベッドルームが一体化。入り口でルームシューズに履き替えるのもホテルスタイルです。岡田さんの職業はホテルマンで、海外生活の経験もあることから「当初の理想を上回る設計。開放感もあり、まさにゲストルームの再現です」と満足の様子です。

工法や構造には予算をかける

外観はコンクリート打ちっぱなしのモダンデザイン。耐久性に優れたRC構造ですが、建物の寿命に影響を与える結露対策は必須として、業務用の大型空調機を天井に設置しています。これは同社の家づくりでは標準仕様。また、今回のケースでは、同社が日頃から推奨する地熱を利用した天然のエアコンシステムも採用。地熱は、夏はひんやり・冬は暖かいという特性があることから、夏は暑く冬は寒いというRC住宅の弱点をカバーし、省エネ効果も発揮。「できる限りサステナブルな住宅にしたい」という岡田さんの希望にも寄り添えています。
その一方で生活に必要のない内装は極力省くことで、「コストを抑えながらも、丈夫な躯体に理想のデザインを実現できた」と岡田さんは家づくりを振り返りました。「コンサル未来さんに依頼して本当に良かったです。素人の僕らには気づかないことを的確にアドバイスいただけましたし、より良く暮らすためのアイデアもたくさんいただきました。実際に住んだらその良さをもっと感じると思います」とにっこり。
完成は7月の予定ですが、８月にはお二人の結婚式のために両家のご家族が来沖されるそうで、「新居の披露目も楽しみにしています」。
家づくりにはこだわりたいけど実現は難しいかもとか、価格や工期の面でRC住宅を諦めてしまう前に、お二人が叶えた理想の家、コンサル未来の家づくりを見てみませんか。こんなアイデアもあるんだ！ とわくわくするようなヒントが満載です。