日射や視線を遮りながら、風も人もペットも通り抜け可能な 新しいタイプのカーテン
優美なレースカーテンにブラインドの調光機能を併せ持つ
部屋の印象を大きく左右し、インテリア性が求められるアイテムであるとともに、窓から入る日差しの調整やプライバシーの保護といった機能性も担うカーテンやブラインド。最近では、部屋の雰囲気が重くなるからと、あえてカーテンを取り付けない家もあるようですが、「そういったこだわりのある方からの問い合わせが増えているのが『スマートカーテン』です」と話すのは、ヨシダ工業サービスの慶田盛直哉代表取締役。
同社が製造・販売・施工を手掛ける『スマートカーテン』は、レースカーテンの優美さにバーチカル(縦型)ブラインドの機能性を持たせた、新しいタイプのカーテン。2年前から製造・販売を始め、最近ではハウスメーカーや建築会社などに採用されたり、県外からも問い合わせがあるなど着実に販売数を増やしています。
「構造は単純です。レースの部分と厚手のドレープ部分とが一体となった生地を一つの帯として、これをハンガーでつないでいるだけなんです」
バトンを回すことで調光ができ、開けているときは透け感の美しいレースカーテンですが、閉じると厚手のドレープ部分が寝た状態になり、光や視線を遮ることができます。
さらに、生地が独立しているため、閉めたままでものれんのようにくぐり抜けることができるというのが最大の特長。柔らかな生地なので、ブラインドのように風に揺れても音もしません。汚れたら、その部分の繋がっているハンガーを外してその帯だけ洗うことができます。万一、生地が破損してもその部分だけ取り替えられるのもうれしいですね。
「最近施工したのは、高齢者の介護をされているご家庭で、ベッドのある部屋のドア代わりに設置したいとのことでした。レースの時は隣のリビングにいる家族から見えるため、気配を感じられる安心感があり、来客のときは閉じてドレープの状態にすればお互い気にならない。カーテンを閉じたままでも車いすで通り抜けられて便利ですし、空調も遮らないので使い勝手がよいと喜ばれています」
ほかにも、間仕切りやクローゼットの目隠しなど、さまざまな使い方ができるそうです。
自社工場で丁寧に作る完全オーダーメード
色はホワイト・スレートグレイ・アイボリーの3色で、柄もネット・ハニー・プレーンの3種類。どんなタイプの部屋にも合うベーシックな色柄がそろっています。
設置方法は、窓枠や壁面、天井に専用ブラケットを取り付けるため施工が必要になりますが、同社は窓周りや手すりといった内装金物を手掛けて36年の内装業の老舗。「下地があれば、どんな窓でも工夫して取り付けます」と慶田盛代表。
完全オーダーメードにもかかわらず、受注から5日目には発送できるスピーディーな対応や、細やかで丁寧な作業も自社工場で製造しているメリットだといいます。
今後は、色や柄のバリエーションを増やしていく予定ですが、「まずは多くの方にこの商品を知ってもらいたいです。気に入ったカーテンが見つからない、開口部の大きな新居のカーテンを探している、という方は、まずはこの商品を実際に見ていただきたいですね」。
有限会社ヨシダ工業サービス
TEL.098-886-3866
https://smart-curtain.com/