ロフトが生み出すほどよい距離感 構造の特徴をプランに生かした木造住宅
- DATA
- 設 計: 株式会社FAD一級建築士事務所
(担当:古堅健一) - 敷地面積: 207.59㎡(約62.79坪)
- 建築面積: 88.29㎡(約26.70坪)
- 延床面積: 107.62㎡(約32.55坪)
- 用途地域: 第一種低層住居専用地域
- 構 造: 木造
- 完成時期:
- 建 築: 有限会社共和技研
- 電 気: 真喜志電設
- 水 道: 有限会社大晧設備
親子4人、リビングとロフトでお互いの気配を感じながら、ときには顔を合わせて会話を交わせるような距離感を、切妻屋根特有の形状を生かすことで実現した木造住宅です。
平面形状はL字形。切妻の棟のラインから子ども室だけが突き出たようなレイアウトで、このうちロフトになっているのは、天井の頂点付近の小屋裏部分。ロフトには棟の方向に沿って造作のカウンターが真っすぐに伸び、本を読んだり仕事をしたり、親子で自由に使えるフリースペースになっています。階下のLDKと子ども室とは吹き抜けで結ばれているため、家全体に開放感があって意思疎通もスムーズ。水回りはすべてロフトの真下に収めて、家事効率の向上とスペースの節約につなげています。
吹き抜けには梁や登り梁が架かり、木の家らしい温かみを演出。ワンルーム的に連続した気積の大きなLDKは、生活の中心であると同時に眺望を楽しむための場所であり、視界の開けた方向に掃き出し窓を並べて、屋外の景色を取り込んでいます。
ロフトのカウンターは気分次第で場所を移れる自由席。突き当たりには家族共用の本棚があります。壁面には換気・採光用の窓を設置
東側境界が崖になって視界が大きく開けた敷地環境を生かし、LDには連続して8枚の掃き出し窓を設置。テレビは壁掛けにして省スペース
西側道路からの外観。土地購入時からフェンスで区切られた駐車場はそのまま残し、敷地形状に合わせて建物をL字形にレイアウト
設計・施工会社
株式会社FAD(エフエーディー) 一級建築士事務所
TEL:098-874-8066 | http://www2.odn.ne.jp/fad
浦添市内間2-1-2 国仲ビル3F