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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

吹き抜けのある大空間から2方向の庭を望む 適材適所を極めた無垢材の家

吹き抜けのある大空間から2方向の庭を望む 適材適所を極めた無垢材の家

DATA
設計・施工: 夢ハウス沖縄店
     (担当/支店長 木原太一)
敷地面積: 611.88㎡(約185.00坪)
建築面積: 189.63㎡(約57.36坪)
延床面積: 199.95㎡(約60.48坪)
用途地域: 第一種低層住居専用地域
構  造: 木造軸組パネル工法
完成時期: 2020年12月

心地よさには理由があります。
高品質の無垢材を適材適所に使い、約2年前に完成したFさん宅は、
吹き抜けのあるLDKから南北2方向の庭の眺めが楽しめる、爽やかな木の住まいです。

週刊かふう2023年2月10日号に掲載された内容です。

吹き抜けのある大空間から2方向の庭を望む 適材適所を極めた無垢材の家

訪問したモデルハウスで、木の家の魅力を実感

 人は時に、物事の本質を一瞬で了解してしまうことがあります。俗な言葉を借りれば第六感、あるいは一目ぼれの経験などもその類いかもしれません。今回の主人公であるFさんは、家づくりの場面で不意に「あッ」と心を突き動かされました。
「社会人の息子に誘われて、モデルハウスを初めて訪問した日のことは今でもよく覚えています。玄関を開けて足を踏み入れた途端、木が奏でるえも言われぬ雰囲気に一気に引き込まれました」。

 凜とした空気感やかぐわしい木の匂い、床の滑らかな足触り。目に入るもの、肌に触れるものすべてが驚きの連続で、「ごまかしのない本物だ」と実感しました。案内してくれたスタッフの説明を聞けば、「集成材は使わず、世界各地からよりすぐった無垢材だけを用いている」「樹種の特徴に合わせて用途を選定し、家具や建具も造作している」「ほとんどの日射熱をカットする独自の遮熱技術により、館内の冷房をエアコン1台で回している」等々、納得する内容ばかり。一切の迷いなく、「構想中の新居はぜひこちらにお願いしよう」と即断しました。

 かねてから家づくりを計画していた土地があるのは、周囲に建物がひしめく住宅街です。プライバシーの問題はさておき、まずは大まかな要望として「家のどこからでも庭を眺めながら生活したい」ことを建築会社の担当者に伝達しました。

 また細かなところでは、モデルハウスでの感激を再現しようと「和室の折上格天井(おりあげごうてんじょう)」「総桐仕上げの寝室」を取り入れたいとリクエスト。具体的な間取りや各居室のサイズ感についてはプロの知見に一任し、2階まで吹き抜けになったLDKに2本の丸柱がそびえ、南北に大きく取られた窓からそれぞれ趣の異なる庭を望む、現在のプランをまとめ上げてもらいました。

吹き抜けのある大空間から2方向の庭を望む 適材適所を極めた無垢材の家

縦横に視線が抜ける、開放感あふれる空間設計

 新居が完成したのは3年前の暮れ。自慢の庭は、敷地が接道する南北2面に配置され、表玄関のある南側の庭は日本庭園風に、反対側の裏庭は琉球テイストにそれぞれデザインされています。2階建ての新居はそれらの間に無駄なく収まり、建物内を縫うようにしてLDKがクランク状に貫通し、両サイドの庭の景色を室内に取り込んでいます。

「リビングのソファに座って裏庭を時々眺めながら、コーヒー片手に読書にふける時間が最高のお気に入り」と話すFさん。季節や天気の移ろいが窓越しに感じられることに加え、「天井が高くて本当に気持ちよくて。あっという間に時間が過ぎてしまいます」。

 一方で和の庭に面したダイニングキッチンは、毎日の食事場所として頻繁に使う他、友人知人を招いての“ゆんたく”会場としても重宝しています。造り付けの椅子やテーブルは、Fさんのみならずゲストからも好評で、「一度腰掛けると、もう立ち上がりたくない。いつまでも座っていられる」という人が続出。心地よさに輪がかかり、長居してしまうことは必至です。

 念願だった折上格天井の和室はリビングの隣にあり、襖を開ければLDKと一体的に使えます。室内は全体的に開放感あふれる造りですが、個室は家族の人数分用意され、公私のメリハリはきっちりと確保。また吹き抜けに面した2階は間仕切りのないオープンスペースで、「まだ上手に活用できていない。いずれお茶会でも開けたら」と構想を温めています。
「申し分のない快適な生活。入居当初は木材の白さが際立っていたのですが、徐々にあめ色を帯びて味わいが出てきました。経年変化を楽しみながら、これからも丁寧に暮らしていきたいですね」。
 琉球風の庭に植えられた桜の木が、ちょうど見頃を迎えています。

写真ギャラリー

吹き抜けのある大空間から2方向の庭を望む 適材適所を極めた無垢材の家

心地よさを増幅し、構造で見せる大空間・大開口・大スパンの木造空間

夢ハウス沖縄店 支店長 木原太一さん

 時に木造住宅は、大空間・大開口・大スパンの設計が難しいと言われます。しかし木材に対する正しい知識や確かな技術があれば実現可能であり、私たち夢ハウスにとってはむしろ得意とするところです。
 実際に、今回のFさん宅は大空間・大開口・大スパンが特徴の作品であり、最大約7メートルの高さがある吹き抜けは北谷町のモデルハウスをしのぐ開放感があります。また日本全国で40年以上にわたって多くの木造建築を手がけてきましたが、LDKに2本の大黒柱を持つ一般住宅はかなりのレアケースであり、ダイナミックな空間風景に拍車をかけています。

 前ページでも少し触れていたように、夢ハウスの家づくりでは、土台・柱・梁などの構造材から、床・壁・天井といった内装材、ひいては建具や家具、造作材に至るまで、すべて無垢材を使っています。木の種類によって強度や性質などは異なるため、それぞれの特徴に合わせて用途を選定しており、例えばFさん宅の大黒柱は縦方向の荷重に強いヒノキ、梁はたわみにくいベイマツ、家を支える土台は耐久性・防蟻性に優れたヒバを使用。フローリングや造作の家具などは経年による曲がり・反りが少ない赤松で施工しています。
 また工業製品である集成材と異なり、無垢材には「狂い」が付きものとされてきましたが、独自の乾燥技術により含水率を10%以下に抑えることで変形や割れの発生を極限まで抑え、建物の高寿命化につなげています。

 沖縄の家づくりでは、夏の暑さ対策も不可欠です。一般的には空間の体積に比例して冷房負荷も増大するものですが、Fさん宅では小屋裏に設置したエアコン1台だけでLDKと2階の冷房をカバーしています。その秘密は、96%もの日射熱を反射する屋根の遮熱技術です。壁内と天井裏にアルミ遮熱シートを設置する工法により、日射に含まれる赤外線を反射して、熱の侵入をブロック。併せて、窓にはペアガラス(LOW-Eガラス)を採用することで、南北の庭の景色を存分に楽しめる大開口を確保しています。

 デザイン面では最新のトレンドをフォローしつつ、長く住んでも飽きの来ない空間づくりをご提案しています。一方では伝統ある大工技術も随所に取り入れており、ほとんどの家具や棚、建具は、家の雰囲気に合わせて造作したオリジナルです。

設計・施工会社

株式会社 夢ハウス 沖縄店

TEL:098-988-5530https://okinawa.yume-h.com

TEL:098-988-5530https://okinawa.yume-h.com

北谷町伊平2-12-13

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