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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

DATA
設 計: リード・アーキテクト株式会社
敷地面積: 343.32㎡(約103.85坪)
建築面積: 116.76㎡(約35.31坪)
延床面積: 103.92㎡(約31.43坪)
用途地域: 第一種中高層住居専用地域
構  造: 木造在来軸組工法
完成時期: 2022年5月
建 築: リード・アーキテクト株式会社 
     (担当/小野)
電  気: 株式会社 メガテック 
     (担当/當山)
水  道: 有限会社 大丸設備 
     (担当/儀保)
キッチン:  TOTO(担当/高野)
左  官: 當山官業(担当/當山)
外  構: 株式会社ベースクリエート 
     (担当/土器屋)

家を建て替えるタイミングで健康と住まいの関係を熟考。
アレルギー体質や寝付きで悩んでいた家族も開放感に包まれて心地よく過ごせる暮らしが訪れました。

週刊かふう2023年10月27日号に掲載された内容です。

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

マイホームに向けて熟考を重ねた選択

 子どもたちの元気な声に迎えられ、門扉を開けた途端にタイル張りの広いポーチと、その向こうに緑の芝生が広がるお住まい。
「アウトドアが大好き。雨の日でも親族や友人たちを招いてBBQができるよう、玄関前に屋根付きの広いポーチを造りました」と笑顔いっぱいに案内するTさん。

 玄関の右手は納戸も兼ねたシューズクローク、玄関ホールの左手は階段下の空間を活用した収納スペースが大小ひとつずつ。玄関ホールからリビングへ抜ける手前にはTさん専用のコンパクトな書斎を配置した、絶妙な空間使いが印象的です。
「実家の隣の祖父母が住んでいた家を建て替えてマイホームを持つにあたり、いろいろと情報収集しました」と話すTさん。奥さまとお子さんがアレルギー体質で悩んでいたこともあり、住まいと健康の関係にはことさら関心がありました。
 そんな中で出会ったのが「0宣言の家」。そのビルダーとして知られるリード・アーキテクト株式会社に依頼する運びとなりました。

 入居から1年半を過ごした感想をうかがうと「多くの医師が推薦している健康住宅で、無垢材や漆喰などを使った天然素材の住み心地や、断熱に優れていてエアコン1台で家全体が快適な空調と省エネをかなえるなど、両得な家に大満足しています」と喜びの声が聞けました。

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

伝統家屋の趣をスタイリッシュに

「妻の希望は、沖縄の伝統家屋が持つイメージを現代風にブラッシュアップした住まい。そうすると平屋になるわけですが、同時にリビングは吹き抜けにしたいという夢もありまして」と、プラン時の様子を振り返るTさん。
 リード・アーキテクト沖縄営業所の小野さんから、吹き抜けを設ける天井高を確保するために勾配屋根の躯体デザインを提案され、二つの希望を実現することができました。

 開放感あふれる20帖ものLDKは松材の梁無垢を表しに仕上げてロープをくくり付け、子どもたちが“ターザンごっこ”をして遊んでいます。
「無垢材を直接肌で感じ、さらに開放的に過ごしたいためソファは入れずに、ローテーブルで食事や団らんの時間を楽しんでいます」と、広さをさらに生かすアイデアをTさんが教えてくれました。

 アイランド風に仕上げた対面式のシステムキッチンは、この場所から住まい全体をひと目で把握できる位置にあります。カウンターデスクやニッチを活用した本棚などを用意し、対面しながら子どもたちの勉強やお絵かきを見守れるベストポジション。「住育」を大切にしたいと話すTさん夫妻の考えが、住まいのカタチにも反映されています。
「キッチン背面のカップボードは収納する物に合わせて引き出しの深さを調整してもらった、こだわりの造作家具でとても使い勝手がよいです」と説明してくれた奥さま。

 将来は仏壇を入れる予定の和室は、沖縄らしさを演出する縁なし畳をセレクト。「0宣言の家」標準仕様の漆喰壁を扇仕上げにするなど、他の部屋とは趣を変えた「和」テイストでまとめました。

 リビング奥の階段を上ると、さらに木の香りが感じられる小屋裏部屋が現れます。収納スペースとして利用していますが、子どもたちは遊び場としてお気に入りとのこと。

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

アレルギー症状が軽く、寝付きもよくなった

 以前は奥さまは肌にアレルギー症状が出やすかったそうですが、「ここで暮らすようになってから病院へ行かなくなりました」という感想に、Tさんも「寝付きが良くなかった私も、漆喰壁の調湿作用と遮音性の高い室内のおかげか、すぐに寝られるようになりました」と言葉を添えます。

 あちらこちらの壁を彩る子どもたちが描いた絵。そこから、Tさん一家の健やかで楽しい暮らしを物語っているようです。

写真ギャラリー

家族の笑顔が増えた健康住宅「0宣言の家」

人と住まいの最適解を探究し、素材と技術で「健康・快適・省エネ」へ

二級建築士・プランナー 小野章子さん

 2018年の沖縄営業所開設から5周年を迎えるリード・アーキテクト株式会社は、住宅環境性で高く評価されている「0宣言の家」普及に力を注ぎ、健康に関心の高い人々から強い支持を得ています。
 奥さまやお子さんがアレルギー体質というTさん一家も、健康を探究する趣旨に共感したことからリード・アーキテクトとのお付き合いが始まりました。

「0宣言の家」は、外壁が遮熱&断熱に効果を発揮するクアトロ断熱構造を独自に開発し、台風にも強く割れにくい防災瓦を選択。またJAS規格に適合する杉・ヒノキ・松の無垢材、パイン無垢材を使った内装フローリング材。調湿・吸臭・抗ウイルスに優れたスペイン漆喰で仕上げた室内壁、結露を発生させにくいLow-E複層ガラスのアルミ樹脂複合サッシ、部屋間に換気扇を設置することにより夏も冬も住まい全体を快適に保つ換気システム「エアパス」などを標準仕様としています。それらの優れた効果が相まって、エアコン1台でも住まい全体を快適に保ちます。
 さらに人体に安全性の高いホウ酸処理によるシロアリ対策など、健康を支える多くの技術でメンテナンスフリーをも実現した、自由設計の注文住宅を提案しています。

「Tさんご家族は団らんと開放感が両立する間取りをご希望になっていました。そこで20帖のLDKや、梁を表しにする高い吹き抜け、小屋裏部屋を採り入れた勾配屋根などを提案しました」と回想するリード・アーキテクトの小野章子さん。
 奥さまのリクエストはアイランドスタイルのキッチン。そこから住まい全体を一望できる間取りを工夫し、生活の利便性を支える回遊動線や多くの収納スペースも実現しています。
 広い敷地のどこに躯体を配置するかを考え、道路に面する外壁には小さな窓でプライバシーを守り、庭やポーチに臨む開口部は大きく取りました。実家との間に設けた目隠し壁は花ブロックを採用することでゆるやかなつながりを創造し、沖縄らしさも演出しています。

 リード・アーキテクトは完成見学会などを不定期で開催しています。予約などは、リード・アーキテクト沖縄営業所までお問い合わせください。

設計・施工会社

リード・アーキテクト株式会社 沖縄営業所

TEL:098-894-8027http://www.lead-a.co.jp/

TEL:098-894-8027http://www.lead-a.co.jp/

那覇市おもろまち4-7-2 アーベイン21 1F

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