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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

アイデアとこだわりで快適に。暮らしの夢広がるコンパクトな木の家

アイデアとこだわりで快適に。暮らしの夢広がるコンパクトな木の家

DATA
設  計: イー・フレス株式会社
     (一級建築士/石松完治)
敷地面積: 92.22㎡(約27.89坪)
建築面積: 54.77㎡(約16.56坪)
延床面積: 101.84㎡(約30.80坪)
用途地域: 第二種中高層住居専用地域
構  造: 木造軸組工法
完成時期: 2024年11月
建  築: イー・フレス株式会社
電  気: 株式会社 よしでん
     (担当/吉井直也)
水  道: 株式会社 第一設備
キッチン: パナソニックリビング九州
      株式会社(担当/北里萌)

週刊かふう2025年4月25日号に掲載された内容です。

アイデアとこだわりで快適に。暮らしの夢広がるコンパクトな木の家

キッチンを主役にした“スイーツ”ホーム

 三方を住宅に囲まれた約27坪の敷地。道路に面したガレージは住宅と一体化したビルドイン式で、開口部は角を丸く仕上げた四角形のアーチ型。その“シンプル可愛い”テイストは邸内にも引き継がれ、すっきりとしながらも表情豊かに魅せるSさんの家です。

 延床面積は約30.8坪ですが、注文住宅の平均延床面積は37坪。「土地的に小さな家になるのは覚悟していましたが、キッチンだけは理想の広さを確保。子どもと一緒に趣味のお菓子づくりや料理を楽しむのが夢で、そのために家を建てたと言ってもいいぐらい」と軽快に笑い話します。
 カウンターは作業がしやすくデザイン性にも優れたフルフラットタイプで、色はインテリアの基調色でもあるグレーをセレクト。統一感のあるコーディネートはリビングとの一体感を高め、住まいを広く見せる効果も発揮しています。キッチンをメインにしたLDKは2階に配置。道路側に設けた大きな窓から光を招き、視線が抜ける開放感も実現しました。
 リビングには空間に奥行きを生む折り上げ天井を取り入れ、キッチンは下がり天井。高低差により視覚的な広さを生み出すと同時に、ゆるやかなメリハリが居心地の良さを高めます。「少しでも広く感じられるように」と、Sさん自身で収集した住まいづくりのアイデアが活かされ、「イメージ以上の仕上がりです」と満面の笑みを見せてくれました。

アイデアとこだわりで快適に。暮らしの夢広がるコンパクトな木の家

エリアを分離し暮らしにもメリハリを

 設計・施工は以前に友人から紹介された建築会社に依頼。木造住宅において長い歴史と豊富な実績があることや、徹底した白アリ対策などの取り組みに加え、数社に「この土地で要望をかなえるのは厳しい」と難色を示されたなか、「可能な限り実現していきましょう」と前向きな対応があったことが決め手と振り返ります。1階の水回りはエリア洗濯動線の短縮がかなえられ、ファミリークローゼットも実現しました。

 小さくとも快適に暮らせる設計と、細部まで好みのデザインやインテリアにこだわって丁寧に創り上げられたSさん邸。キッチンを囲んで親子で作ったお菓子をカフェ気分で楽しむささやかで最高の暮らしがここにあります。

写真ギャラリー

アイデアとこだわりで快適に。暮らしの夢広がるコンパクトな木の家

営業部担当  伊礼 菜摘さん

 施主のSさまは家づくりにあたり、事前にSNSを活用して幅広く情報収集されていました。デザインやインテリアに関することはもちろん、住宅密集地における変形狭小地に発する課題なども把握されていたため、難ありの土地ながらも比較的スムーズにプランニングできた希少なケースです。とはいえ、さまざまな建築的な制約がある中で、日常の快適さを損なわず可能な限りご要望に添えるよう、設計を細かく練り上げ、経験豊富な職人の知見を取り込込みながらと社を揚げて臨みました。設計から施工、構造チェックまで自社で責任をもって一貫して行う、当社ならではの強みと体制が、他社では困難とされたSさまのプランでも実現することができたと自負しています。

 当社では2007年の創業以来、木の安らぎと先進の技が融合する高品質かつ性能に優れた木造住宅をご提供しています。HPをご覧いただき当社の取り組みに触れていただければ幸いです。

設計・施工会社

那覇市字上間213番地1
イー・フレス一日橋クロスマーク101号

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