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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

木造健康住宅で安心の子育て。自然素材に包まれて快適に暮らす

木造健康住宅で安心の子育て。自然素材に包まれて快適に暮らす

DATA
所在地:南風原町
家族構成:夫婦、子ども2人
設計:リード・アーキテクト株式会社(担当/上羽和正)
敷地面積:199.45㎡(60.33坪)
建築面積:72.76㎡(22.00坪)
延床面積:104.84㎡(31.71坪)
用途地域:未指定
構造:木造軸組在来工法
施工:リード・アーキテクト株式会社(担当/小野章子)
電気:オガ電設(担当/小笠原真純)
水道:株式会社沖宮設備(担当/坂下隆一)
キッチン:タカラスタンダード株式会社(担当/真栄里修)

子育て真っ最中のT夫妻が選んだ家は、自然素材にこだわった安心・安全な木造住宅。梁をあらわした開放的なリビングでくつろぎのときを楽しまれています。

木造健康住宅で安心の子育て。自然素材に包まれて快適に暮らす

住むだけで健康になる家

 以前から「子どもの就学前に家を建てられたら」と考えていたT夫妻でしたが、親族から「土地を譲るから家を建てたら」と話が持ちかけられたことで、家づくりに向けて弾みがつきました。
 夫妻には「住みたい家」のイメージがまだなかったので、見学会や家づくりのセミナーに参加するなど情報を集めることから始めました。ある日、参加したセミナーで出会った、「住むだけで健康になる」とうたった木造健康住宅に心ひかれ、家づくりをお願いすることにしました。「下の子がアレルギー体質なので、この家なら安心して住めるかなと思いました」と奥さまは振り返ります。
 その会社の住宅は、構造材や建材は全て無垢材で、畳は無農薬の天然イグサ、壁はスペイン漆喰仕上げが基本でした。また、内断熱、外断熱、遮熱塗り壁、調湿漆喰と、4つの断熱工法を採用した独自のクアトロ工法は、暑さ寒さから建物を守り、室内環境を快適に整えるという効果を発揮します。シロアリ対策には、有害物質を一切含まないホウ酸処理が採用されています。
 一旦、工法を木造に決めてみると、「それなら梁を見せたいし、リビングの天井を高くして、2階の子ども室の窓から、リビングが眺められるようにしたい」「アマハジがほしい」などと、「住みたい家」のイメージがどんどん広がっていきました。
 建築士が最初に提案した、1階にLDKと和室、水回りを、2階に寝室と子ども室を配したシンプルなプランが気に入り、打ち合わせはとてもスムーズに進んだそうです。

木造健康住宅で安心の子育て。自然素材に包まれて快適に暮らす

明るく開放的なリビング

 眺めのよい高台にある、段違いに設けた瓦屋根の流れが美しい木造住宅がT夫妻の住まいです。前面は駐車場で、その右側を進んだ先に玄関があり、琉球ガラスを嵌めこんだ、かわいらしいドアが迎えてくれます。
 Tさんの家からは、駐車場のある西側の眺望が特に素晴らしいため、西側にLDKを配し、リビングに大きな掃出し窓を設けました。その窓の外にデッキを伸ばし、アマハジ空間を作ることで、西日をシャットダウンしています。アマハジの外には小庭があり、駐車場との境に花ブロックを積んだヒンプンを配し、外からの視線をかわしています。
「木造にしてよかった。足に触れる床の感触が心地いいです」とにこやかに話すご主人。構造体の梁や火打ち材を見せて、さわやかなオフホワイトの漆喰で仕上げたLDKは明るく開放感に溢れています。見通しのよいキッチンは、回遊できるアイランド型で、背面の水回りとの動線もスムーズ。また、リビングの一隅に机を造りつけ、子どもの勉強コーナーとして活用しています。
 2階のウォークインクローゼットや階段下収納、キッチンのパントリーや床下収納など、さまざまなタイプの収納がデザインされ、収納力も十分です。また、玄関の靴箱は扉をなくし、飾り棚としても活用しています。
「前のアパートは2DKで狭かったけれど、この家は駐車場も広めにとってもらったので、親戚や友達を招待することもできます」と満足そうなT夫妻。家中に遊び場を見つけては、はしゃぐ子どもたちの姿も、のびのびと楽しそうです。


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