あなたの夢を暮らしを応援する
住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

ウェブマガジン

僕の好きな風景 第104回 テレビの配置を工夫する

僕の好きな風景 第104回 テレビの配置を工夫する

窓際にゆったりしたソファを設け、明るい居場所を作り、テレビはダイニングや別のソファで対峙する

週刊かふう2026年2月6日発行号に掲載された内容です。

 

 住まいの設計で意外と厄介なのがテレビの位置。
テレビ好きの身としては「テレビなんか要らない」とは口が裂けても言えず、かといってテレビを見るために住まいの設計をしているわけでもないので悩ましいところです。

 南に庭を用意しても、それに背を向けてソファを配置し、北側にテレビを置くのは最も良くない家具の配置だと思っていて、大学でもこのようなプランを書く学生を見つけると、とことんダメ出しをしていました。

 ソファの配置がせっかく設けた庭を楽しむのではなくて、テレビのためだけに向かうこと、テレビが外の光をまともに浴びて画面が飛んで見えにくくなること……そうなるとカーテンを閉めることになって、設計が台無しになってしまう。

 理想は庭や景色も楽しめ、テレビも無理のない角度で楽しめること……
ということで最近は写真のような配置パターンに落ち着いてきたように思います。

窓際にソファを置いて横目で庭を見渡せて、正面にテレビを設置する家具を仕込んだり、部屋の奥から庭や景色とテレビを同時に楽しめるよう、テレビの後ろに耐震壁を兼ねた壁を用意することも増えてきました。

僕の好きな風景 第104回 テレビの配置を工夫する

部屋の奥にソファを配置、テレビも庭も正面に見る

 余裕のある広さと予算があれば、窓際に大きめなソファを用意して明るく、外部を楽しめる居場所とし、テレビを見るためにはダイニングからか、テレビの前に別のソファを用意するのも楽しいものです。
良いものは外部からやってくる……上手に取り入れて、外部を楽しむことが豊かさにつながるのだと思います。

 とは言ってもテレビ好きな設計者としては大きな画面でテレビを正面から見たい。
テレビは世界へつながる別の「窓」でもあるから、どちらも疎かにしないように心がけています。

僕の好きな風景 第104回 テレビの配置を工夫する

窓際にゆったりしたソファを設け、明るい居場所を作り、テレビはダイニングや別のソファで対峙する

僕の好きな風景 第104回 テレビの配置を工夫する

このカテゴリの記事