ガイナを塗るだけで、省エネ&節約! 株式会社エース
遠赤外線放射率に優れたセラミックを含む断熱塗料「ガイナ」が太陽の熱を屋内に伝えず、大きな節約効果をもたらします。
0・5ミリ以下の塗装で電気料金の大幅カットに
防水塗装の職人集団・株式会社エースが新たに活躍の場を広げた断熱専門店という分野。エースが採用している「ガイナ」は宇宙ロケット外装のために開発された高性能な断熱塗装材です。それを建物の断熱に応用し、沖縄の暑さ厳しい夏を快適に、節電効果で家計にうれしい成果をもたらします。
「家計調査」から試算すると夏は1000円の節電!?
環境や気象などの条件により多少は異なりますが、ガイナを塗装すると約20%〜25%の空調費節電が見込めるといいます。
沖縄県が公表している「家計調査」(2人以上の世帯)によると、一般家庭の平均電気代は夏場で約1万3000円、冬場は約9000円となっています。その差額4000円が夏場に使用するエアコンの電気料金とすると、ガイナ塗装を取り入れることで800円〜1000円の電気料金をカットできることが試算から導かれます。
電気使用量の多い企業が社屋などにガイナ断熱を取り入れると、さらに大きな空調費の削減へつながることが期待できます。
実証実験でも証明、ガイナの高機能断熱
ガイナに混ぜられている特殊な球体セラミックに浸入した太陽光の赤外線は、プリズム効果によって屋内へ伝えられるエネルギー量を減少させるとのこと。気温や環境などの条件によって差はあるものの、ガイナ塗装により室内の体感温度が4℃も低くなるという実験結果も得られているそうです。
室内温度が低くても、壁や天井の温度が高いと熱は室内へと伝わる性質があります。しかし、ガイナ塗装した屋上や外壁は建物を蓄熱しにくくさせるので、熱の移動を最小限に抑えることができるのだそうです。
ここで、首都大学東京(現・東京都立大学)と株式会社日進産業(ガイナ製造元)が行った共同研究の成果を紹介します。同じ造りにした実験用の住宅を建て、一方の外壁・内壁・野地板にガイナを、もう一方の同じ箇所に一般的な塗料を塗装しました。それぞれの電気量から空調費を実測した結果、ガイナ塗装した住宅が夏季に26・7%削減、体感温度を加味するとじつに35・2%削減という大幅な効果を上げました。また冬季においても21・6%削減という成果を実証しています。
メンテ回数もカット、ガイナの高耐久性
断熱効果に優れたガイナは15年〜20年の耐久年数があるとのこと。他の塗料の場合、グレードにも左右されますが安価な塗料では5年〜10年の耐用年数となり、塗り替えのサイクルがガイナに比べて短く、20年スパンで考えるとガイナ塗り替え1回に対して、他の塗料は2回塗り替えが必要となります。
1回の塗装で長期的に建物を保護し、断熱効果も優れているガイナ。住宅の長期にわたるメンテナンス費用の面から見ても大きながコストダウンが図れます。