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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

生活スペース全体を大きな吹き抜け空間に 開放感あふれる勾配天井の家

生活スペース全体を大きな吹き抜け空間に 開放感あふれる勾配天井の家

DATA
設  計: 樹設計工房
     (担当:久保田秀樹)
敷地面積: 168.75㎡(約51.05坪)
建築面積: 93.78㎡(約28.37坪)
延床面積: 113.38㎡(約34.30坪)
用途地域: 第一種低層住居専用地域
構  造: 壁式鉄筋コンクリート造2階建て
完成時期: 2016年7月
建  築: 有限会社大繁建設
     (担当:赤嶺博也)

整然と区画整理された住宅街で、南・東・北の三方が接道する30坪強の分譲地。採光・通風ではこの上ない条件でしたが、壁面後退により限られた空間を効率的に活用する必要がありました。間取りはリビングを中心に構成し、個室には可動仕切りなどを導入してライフスタイルの変化に応じた柔軟な使い方ができるようプランニングしています。
例えば、家族が集うリビングは、勾配屋根を架けた開放感あふれる吹き抜けの大空間に。一方、子どもたちの個室は、いずれ夫婦2人の生活になったときでも持て余さないように、それぞれの空間の広さを設定。子どもたちが勉強するときは「親の目が届く場所で」と階段下に机を並べました。
さらに収納計画にもこだわり、各居室に収納は設けず、バスルーム・洗面室と物干し場を結ぶ動線上に、衣類を一人ずつまとめて片付けられる「タンス室」(ウオークスルークローゼット)を設置。洗濯・乾燥・着替え・身支度の一連の作業がここ一カ所で完結します。
設計上のさまざまな配慮や小さな工夫の積み重ねが、ストレスのない快適な住み心地につながっています。

生活スペース全体を大きな吹き抜け空間に 開放感あふれる勾配天井の家

勾配天井とフラットな天井面を組み合わせて空間にメリハリをつけ、開放感を演出。形状と高さに変化をつけることで空間にメリハリが生まれ、一段と開放的な雰囲気に仕上がっている

生活スペース全体を大きな吹き抜け空間に 開放感あふれる勾配天井の家

階段側から見た室内全景。視線の“抜け感”を高めるために、階段と2階ホール手すり側面にはワイヤーロープを設置。リビングのテレビはあらかじめ位置を定めて壁掛けし、配線はすべて壁内に収めている。テレビの上下にはデザインのアクセントとして、調湿・消臭などの作用がある機能性タイル「エコカラット」を施工

生活スペース全体を大きな吹き抜け空間に 開放感あふれる勾配天井の家

2階ホールから階下を眺める。当初検討していたダイニングテーブルの代わりに、キッチンに広めのカウンターを設けてスペースを節約

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