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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

生活スペースに光と風を届ける3種類の中庭を持つ打ち放しのコートハウス

生活スペースに光と風を届ける3種類の中庭を持つ打ち放しのコートハウス

DATA
設  計: 松島デザイン事務所
    (担当:松島良貴、翁長宏光)
敷地面積: 270.41㎡(約81.90坪)
建築面積: 76.04㎡(約23.00坪)
延床面積: 76.04㎡(約23.00坪)
用途地域: 第一種・第二種低層住居専用地域
構  造: 鉄筋コンクリート造平屋建て
完成時期: 2019年2月
建  築: 松島デザイン事務所
    (担当:松島良貴、翁長宏光)
型  枠: 松島デザイン事務所
    (担当:松島良貴、糸数学)
電  気: 松島電気工事
    (担当:親里)
水  道: 泉水設備株式会社
    (担当:新里紀章)

建物がひしめく住宅地にあり、視線をカットして中庭から採光・通風を計るため、性格の異なる3種類のコートをプランニング。機能面のほか、玄関を入ってすぐのエントランスコートは、LDKと連続したアウトドアリビングとして、親子の絆を育むとともに親類ら大人数の集まりにも対応した空間に。シャワー室に隣接した浴室コートは、刻々と移り変わる日々の空気感、季節感を強く意識できる場所として設置しました。そして2つの個室間にあるサービスコートは、親子それぞれのプライバシーを緩やかに保つバッファスペースとなっています。

湿気がこもらない快適な室内環境を目指し、床下から天井裏まで24時間空気が循環するシステムを導入するとともに、ウオークインクローゼットと子ども室には大容量の空気が巡るように、天井高いっぱいの換気窓を設けました。また施工面では、土木構造物と同等以上の強度・品質を持つ水分量の少ないコンクリート(スランプ8cm)を打設。コンクリートの艶やかな美しさを生かし、内装にも外装にも打ち放しの壁をメインに取り入れたシンプルな意匠です。

生活スペースに光と風を届ける3種類の中庭を持つ打ち放しのコートハウス

夕暮れ時の外観。地区計画で定められた勾配屋根の基準を満たすため、キッチン、主寝室、子ども室の屋上にはそれぞれ鉄製の屋根を設置。空調室外機の収納や、居間にとっての断熱層としても機能している

生活スペースに光と風を届ける3種類の中庭を持つ打ち放しのコートハウス

主寝室。左手壁面には棚を造作。フローリングは家中すべて無垢のカバザクラ材を施工。サービスコートを挟んで子ども室が見える。両個室とコートは1:1:1の面積比

生活スペースに光と風を届ける3種類の中庭を持つ打ち放しのコートハウス

エントランスコートから室内を見る。コートとLDKは1:2の面積比で設計。夜は日中とは室内外の明暗差が逆転し、リビングやキッチンの様子までくっきり

設計・施工会社

松島デザイン事務所

TEL:098-961-2182http://matsushimayoshitaka.com/

TEL:098-961-2182http://matsushimayoshitaka.com/

中城村字南上原817 南上原ハイツ(B棟)

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