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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

地域の記憶に寄り添い光と風を招く アカジャンガーの家

地域の記憶に寄り添い光と風を招く アカジャンガーの家

DATA
設  計: 有限会社 門一級建築士事務所(担当:金城豊、崎浜剛)
敷地面積: 366.42㎡(約100.84坪)
建築面積: 151.27㎡(約45.76坪)
延床面積: 118.87㎡(約35.96坪)
用途地域: 第一種低層住居専用地域
構  造: 壁式鉄筋コンクリート造平屋建て
建  築: 有限会社クリエイト技研
電  気: 有限会社糸洲電気工事社
水  道: 有限会社山商
ガ  ス: 有限会社クリーンガス
サ ッ シ : 株式会社共和アルミ

うるま市の「アカジャンガー貝塚」近くに建つOさん宅のファサードは、高さも横幅もボリュームの異なる白いボックスが3列に並び、それが凹凸とリズミカルな表情を作り出しています。こうした独特の形になっているのは、室内への光の入り方や風の流れを計算して設計されているから。凸部にある窓は採光・換気に絶大な効果を発揮し、凹んだ壁は効果的に風を呼び込みます。

敷地は南東角地にあり、東側道路面は広い芝庭。この庭と通りを眺めるように、LDKと和室を収めたボックスが置かれ、そこから西側に向かって、水回りと収納、主寝室と個室の各ボックスが連なります。LDKには、全長7mの大開口を設け、天井高は3.5mまで拡張。和室とフラットにつながり、開放感いっぱいの大空間を作り出しています。

道路沿いのフェンスの外側には琉球列島固有の庭木の植栽帯を設けることで、町並みに緑を提供し、新たなコミュニティーが生まれる仕掛けに。地域とゆるやかにつながり豊かな関係を育む住宅です。

地域の記憶に寄り添い光と風を招く アカジャンガーの家

南側道路からの外観。ボリュームの異なる白いボックスが3列。ヒンプンを模したポーチ壁面や敷き並べた琉球石灰岩がアクセントに

地域の記憶に寄り添い光と風を招く アカジャンガーの家

LDKとフラットに連続した和室。将来、仏壇を置く予定の棚は、床から浮いたフロートタイプにしてモダンな雰囲気に仕上げた

地域の記憶に寄り添い光と風を招く アカジャンガーの家

キッチンからの眺め。リビングの奥に約8畳の和室が連続。キッチンは傷つきにくいセラミック製の天板とインテリア性が気に入り、奥さまが設計当初から導入を決めていた

設計・施工会社

有限会社 門(じょう)一級建築士事務所

TEL:098-888-2401http://www.jo1q.com/

TEL:098-888-2401http://www.jo1q.com/

南風原町字津嘉山750-1

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